この記事では、「同意」と「合意」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
正直、似通ってはおりますが、きちんと違いと使い方がありますので、是非とも参考にして役立てていただけると幸いです。
「同意」と「合意」の違い
それでは「同意」と「合意」の違いをご説明致します。
早速、「同意」と「合意」の違いを見ていきましょう。
「同意」とは、他者からの提案等に、話し合いや考慮等を踏まえてから、納得するという意味があります。
また、同じ意味や意見として使われることがあるのです。
「合意」の方は、先ず前提として人対人であることは理解しておいてください。
そして、人同士が協議等の末に、意思や意見が一緒であるという意味を指しているのです。
法律的な手続き上でも使われることが多いので、覚えておくと非常に便利かと思います。
この「合意」という言葉が使われるシーンによって、生じる人数の規模も違って来ることも把握されておくとよろしいかと思います。
例えばですが、会社単位ならば10人単位になるでしょうし、家族単位ならば2人~5人という単位にもなるのです。
また、「合意」という言葉の方が少し改まったシーンや書類等に用いられることが多いので、把握しておくと後々混乱せずに済むかと思います。
以上が「同意」と「合意」の違いとなります。
しっかりと把握して、上手に使いわけてみてください。
「同意」と「合意」の使い方の違い
次の項目では「同意」と「合意」使い方の違いを見ていきましょう。
「同意」と「合意」使い方の違いは、上で説明した違いを念頭において、考えると簡単なものです。
「同意」とは、他者からの提案や問い合わせ等に対して、話し合い等をしてから、肯定・納得するという意味があります。
後者の「合意」というのは、複数人の人がおり、話し合いをしてから、意思や志が同じという意味があるのです。
したがって前者の使い方としては、「彼の提案内容には納得できましたので、合意したいと~」という使い方が分かりやすいと思います。
そして、後者の使い方としては、「会議をした結果、全員から合意を得ることが~」という使い方が、イメージが沸きやすいでしょう。
この2つの使い方をよく、理解していただくことで、日常の色々なシーンで使えると思います。
参考にしてみてください。
「同意」の意味
この項目では「同意」の意味について取り上げていきます。
「同意」の意味としては、先ず他者が存在していることが前提とします。
そして、問い合わせや意見等を提示されて話し合いをした結果、了承するという意味があります。
また、同意見や意味として同じという意味合いを表現する時にも使われますので、参考にしてください。
「同意」の使い方
次の項目では「同意」の使い方を見ていきましょう。
「同意」の使い方としては、上で解説した「同意」の意味に照らし合わせると簡単に使い方が分かります。
「同意」とは、他の人がいるという事を前提にしてから、提案などをされたとします。
その提案に対してよくよく話し合いや、考えてから了承するという意味があるのです。
したがって使い方としては、「彼女の提案は理にかなっているので、合意したいと思い~」という使い方が、しっくりくると思います。
使い方も把握しておくと、普段の生活でも取り入れることが楽にできると思いますので、参考になれば幸いです。
「同意」を使った例文
ここでは「同意」を使った例文を書いていきます。
・『説得してから、同意を得て車を購入した』 ・『この事柄に関しては、わたしも同意である』 ・『同意がない内は仕事を進められないのだ』 ・『先生から同意を得るために頑張っているそうだ』 ・『誰も同意してくれないので、計画は白紙に戻った』 以上が「同意」を使った例文となりますので、覚えておいてください。
「同意」の類語
ここでは「同意」の類語を解説しますので、一緒に見ていきましょう。
「同意」の類語としては、「支持」「賛同」「許す」等が類語として成立するのです。
基本的にこれらの類語は同意見だったり、賛成したい場合、お互いに折り合いをつけて納得する場合、という意味や意味合いがありますので類語となります。
しっかりと把握して、役立ててみてください。
「同意」の対義語
次は「同意」の対義語について解説していきます。
「同意」の対義語としては、「異議」(いぎ)「異存」(いぞん)「反論」(はんろん)等が対義語となります。
これらの対義語の意味としては、反対の意見という意味や、言い返すという意味がありますので、把握しておくと勉強等がもっと楽しくなるかと思います。
以上が対義語についての解説でした。
「合意」の意味
ここでは「合意」の意味をご説明致します。
「合意」の意味としては、基本的に人が複数人いる事が前提となります。
そして、話し合いや会議の末に、意見や意思等が一緒という意味があります。
また、法律的な手続き上(少しお堅い)でも使われることがあるようですので、是非覚えておいてください。
「合意」の使い方
次は「合意」の使い方を解説していきます。
「合意」の使い方は、上の「合意」の意味に対して当てはめていきましょう。
すると簡単に使い方が分かります。
「合意」とは、人対人で話し合いの末に、意見や考えが同じであるという意味になります。
また、法律上の手続きでも使われることのある言葉です。
よって使い方としては、「彼と話あった結果、お互いに合意してマイホームを買うことに~」という使い方が分かりやすいと思います。
また、「離婚届けには2人で合意してから~」という、使い方は法律上の手続きや書類に関して使っているのです。
「合意」という言葉は、人対人が前提ですが、シーンによって人数が異なるのも面白い点です。
例えば夫婦間の問題ならば、1対1です。
しかしながら、会議となれば5人~10人の規模となる事もあるのです。
場合によっては、もっと大人数になる可能性もあります。
したがって使い方を把握しておくと、意外に日々の生活の中で使うことが多い言葉かもしれません。
覚えておいてください。
「合意」を使った例文
次の項目では「合意」を使った例文を書きます。
・『社員達の合意がない以上、事業拡大はできない』
・『夫が合意してくれたので、離婚することにしました』
・『両親の合意がないので、結婚はまだ先になると思おう』
・『お互いに合意の上で、合同会社を興すことになった』
・『未だに合意を得られない状態です』
以上が「合意」を使った例文となります。
是非、把握して役立ててみてください。
「合意」の類語
ここでは「合意」の類語を簡単に解説します。
「合意」の類語としては、「講和」(こうわ)「折り合い」(おりあい)「協定」(きょうてい)が類語とされます。
これらの類語は、同意見という意味や話し合いの末に納得したという意味合いがありますのえ、類語として成立します。
参考にしてください。
「合意」の対義語
次の項目では「合意」の対義語について解説致します。
「合意」の対義語としては、「決裂」(けつれつ)が対義語となります。
「決裂」の意味としては、会議や話し合いを幾度となく開催しても、お互いに意見を譲らない状態や目的としている結果にならずに、話が流れてしまう意味です。
大東亜戦争に突入した時の、日米交渉が典型的な例かと思います。
参考になれば幸いです。
「まとめ」
最後に、「同意」というのは、他者と話し合い等をして、納得して了承するという意味があります。
また、同意見という意味合いもあるのです。
一方で「合意」というのは、先ず人対人で話し合いや会議する事が前提なのが分かると思います。
そして、提案や主張について話し合いをした結果、同じ考えや意見となる意味を持っています。
シーンによって、人数もかなり違ってくるということと、お堅いイメージがあると認識すると楽かと思います。
以上が「同意」と「合意」についての違いや使い方についてのまとめとします。