この記事では、「アサーション」と「アサーティブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アサーション」とは?
自己表現、自己主張などといった意味の言葉で、相手を尊重しつつも対等な立場に立ち自分の意志や要求を表現する権利が誰にでもあるということに基づいたものとなっています。
トレーニングによって適切な自己主張をできるようにするという取り組みが広がりつつあります。
「私」を主語にして語ること、不当な抵抗に対して自分の要求を壊れたレコードのように繰り返して述べていくことなどがアサーションの技法となっています。
アサーションについての本も多数発行されています。
内部統制や監査の「監査要点」、「経営者からの弁明・主張」と言った意味でも使われ、このケースでは自己主張とはかなり意味が異なっており、財務諸表が適切に作成されていることを主張するためにあるものとなっていて、会計の実在性やすべて計上されているか、権利と義務の帰属はその社のものとなっているのか、金額の評価の妥当性、会計期間の適切性、表示の妥当性を主張することとなります。
「アサーティブ」とは?
相手を尊重しつつ自己主張することという意味で、日本においてはアサーションとほぼ同じ意味で使われていますが、ややアサーションという言葉のほうが検索しやすくなっています。
ただし、アサーティブ 看護という検索はアサーション 介護よりも格段に多く検索できます。
看護の場では治療方針、患者の主張を円滑化するために学ぶことがあります。
ほぼ同じ意味の言葉として使われていることから、アサーションとアサーティブを同一組織で別の概念としてトレーニングするということはありえません。
このジャンルで本を探すという際はアサーティブとアサーションの両方で検索したほうが広く本を選ぶことができるでしょう。
アサーティブネスと表記するケースもありますが「ネス」が状態などを指す言葉で、大きく意味はかわりません。
「アサーション」と「アサーティブ」の違い
「アサーション」と「アサーティブ」の違いを、分かりやすく解説します。
「アサーション」と「アサーティブ」はともに相手を尊重しつつ自己主張するという意味の言葉で、ビジネスの場や看護の場でも取り入れられているものとなっています。
同じ意味なのでアサーションとアサーティブを並行して学ぶということはありません。
日本において意味自体はほぼ同じ言葉ですが、企業における監査というシーンではアサーションと言う言葉がより多く使われています。
技法なども紹介されており、多数の書籍が発行されています。
まとめ
「アサーション」と「アサーティブ」は日本においてはほぼ同じ意味で扱われており、相手を尊重した自己主張といった意味となっています。
ただし、監査におけるアサーションは「監査要点」、「経営者からの弁明・主張」という意味で使われる場合があり、この部分が明確な違いといえます。