「硬水」と「鉱水」の違いとは?分かりやすく解釈

「硬水」と「鉱水」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「硬水」「鉱水」の違いを分かりやすく説明していきます。

「硬水」とは?

「硬水(こうすい)」とは、カルシウムやマグネシウムなどを多く含む硬度の高い水のことを言います。

「硬水」のメリットはミネラルが豊富に含まれているので、体内の血流改善や便通に効果が期待できます。

デメリットは石鹸が溶けにくいので、洗濯には適していないと言われています。

また、「硬水」を多く摂り過ぎたり、体質によってはお腹が緩くなりやすいので注意が必要です。

一方、「軟水」「硬水」とは逆で、カルシウムやマグネシウムが少ない硬度の低い水のことです。

日本の水のほとんどが「軟水」ですが、地域によって水の硬さは異なります。

「軟水」は石鹸がよく溶けるので洗濯に適していますし、よく泡立ちます。

さらに「軟水」は和食の調理にも向いています。


「鉱水」とは?

「鉱水(こうすい)」とは、鉱物質(ミネラル)が多く含まれている地下水で、ポンプで汲み上げられたものです。

「鉱水」「鉱泉水」「ミネラルウォーター」とも言われています。

他にも、鉱山の坑内や精錬所から排出される有害な物質である鉱毒を含んだ水のことで、「鉱毒水」とも言います。


「硬水」と「鉱水」の違い

「硬水」「鉱水」の違いを、分かりやすく解説します。

「硬水」とは、カルシウムやマグネシウムなどを多く含む硬度の高い水のことを表しています。

また、「鉱水」はミネラルが多く含まれている地下水で、ポンプで汲み上げられたものを言います。

または鉱山の坑内や精錬所から排出される鉱毒を含んだ水のことを指しています。

「硬水」は硬度が高い水であるのに対し、「鉱水」は鉱物質が多く含まれている地下水のことを指すので、これらの点が異なります。

なので、鉱物質が多く含まれている地下水で硬度が高ければ、「鉱水」「硬水」となります。

まとめ

水はカルシウムやマグネシウムなどが多く含まれているほど「硬水」となり、逆に少ないほど「軟水」になります。

世界の水の硬度を見てみても、一つの国の中でも地域によって差がかなりあります。

なので、一概にどの国が「硬水」「軟水」とは言えないようです。

また、硬度が中程度で、「硬水」でも「軟水」でもない地域もあります。

ミネラルウォーターはどこでも入手できるポピュラーな飲み物ですが、ポンプで汲み上げられた地下水なので、自然に湧き出る温泉水とは区別しています。

また、ミネラルウォーターには「硬水」「軟水」があります。

日本のミネラルウォーターのほとんどは「軟水」です。

「軟水」はクセが少ないので、飲みやすい特徴があります。

また、「硬水」のミネラルウォーターはクセがあるので、飲みごたえがありますが、好みが分かれるかもしれません。

ミネラルウォーターは産地や商品によって味に違いがあります。

それぞれ飲み比べてみるのも良いでしょう。

自分の好みに合ったミネラルウォーターを見つけることができれば、より美味しく飲むことができますし、健康や美容効果もより期待ができるかもしれません。