この記事では、「関節痛」と「筋肉痛」の違いを分かりやすく説明していきます。
「関節痛」とは?
骨と骨をつなげている可動性の結合部位が痛むことです。
骨と骨をつなぐ部分は体のさまざまな部位にありますが、とくに膝、ひじ、指などでこの症状がみられます。
骨と骨をつなぐ部分には、関節包、関節軟骨などが存在しています。
これらが存在することで、骨と骨が直接接しないようになっています。
年齢を重ねると関節軟骨が減少をしてきます。
それによって、炎症が起こったり、痛みが出たりすることがあります。
肥満の人やスポーツをしている人は膝への負担が大きく、膝の痛みを抱えやすい傾向があります。
痛みがひどい場合には病院を受診します。
また、リウマチやインフルエンザなどの病気でも関節が痛むことがあるので、病院を受診することが大切です。
膝の場合、激しい動きをすると痛みが悪化する恐れがあるため、無理な運動は控えることが望ましいです。
しかし、日常の動作を行わなければ生活はできません。
そこで利用したいものがサポーターです。
温める働きのあるもの、関節を支えるものなどさまざまなタイプがあり、自分にあったものを選ぶことが大切です。
「関節痛」の言葉の使い方
骨と骨をつなぐ部分に痛みがでることを指して使用します。
骨の中ほどなどが痛いことではなく、骨と骨をつなぐ動く部分の痛みをいいます。
「筋肉痛」とは?
筋肉に感じる痛みのことです。
運動によって筋肉の組織がダメージを受け、それによって炎症を起こして痛みが発生するのではないかと考えられています。
どの程度の運動で痛みが生じるかは人によって異なり、普段から運動をしない人は階段の上り下りや長時間の歩行をしただけでも痛む場合がありますが、普段から運動を行っている人はバーベルを持ち上げるなど激しい運動をしないとこの状態にはならないことがあります。
放置していても痛みは自然と治まります。
熱を持っているときには冷やし、炎症を抑えます。
しばらくして熱がひいたら、温めて患部への血流を促し、栄養素が十分に行き渡るようにします。
筋肉は主にタンパク質でできているので、筋肉の回復のためにタンパク質を摂取することが大切です。
肉、魚、卵、大豆などにタンパク質が多く含まれています。
痛みのある状態で無理な運動を行うと悪化をする恐れがあるので、安静にしていることが望ましいです。
「筋肉痛」の言葉の使い方
筋肉に感じる痛みを指して使用する言葉です。
「関節痛」と「筋肉痛」の違い
痛みという点では同じですが、どの部位の痛みなのかが異なります。
前者は骨と骨をつなぐ関節と呼ばれる部位の痛み、後者は筋肉の痛みです。
原因も異なり、前者は関節軟骨のすり減りなどによって炎症が起こること、後者は筋肉の組織の損傷によって炎症が起こることと考えられています。
まとめ
体の痛みという点では同じですが、関節の痛みなのか、筋肉の痛みなのかという点に違いがあります。