「一両日中」と「近日中」には、日数の違いなどがあるのか。
この記事では、「一両日中」と「近日中」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一両日中」とは?
「一両日中」の正確な期間は、今日から明日中です。
明日から明後日中として用いられることもありますが、正解の始まりは今日。
そして終わりは明日となります。
だからと言って、明日から明後日中といった解釈も間違いだとは言い切れず、少し曖昧な表現になっているところがあります。
そのため、使用されるものに対し解釈をする必要があります。
賞味期限での「一両日中」は明日までが基本です。
製造後2日以内にといった意味で「一両日中」が用いられます。
ビジネスの場などにおいては少し曖昧なところを含んでいるため、明日までではなく念のため明後日中と考えた方が安心です。
「一両日中」の使い方
「一両日中にお召し上がりください」など賞味期限で用いられる場合は明日までを指し用います。
そのほか、少し曖昧な使い方として「一両日中にご連絡いたします」や「一両日中にご報告いたします」などといった形で明確な期日を伝えずに使用することもあります。
「近日中」とは?
「近日中」には近いという文字が用いられています。
そのため、「近日中」の意味は近いうちにとなります。
非常に曖昧な期間となりますが一般的に「近日中」と言われたら2日から3日の間と考えます。
ただし、人の感覚の違いによって「近日中」の使い方に大きな差があることから中には1週間程度を「近日中」と表現する人もいます。
反対に近いという漢字が用いられていることから、非常に短い期間で「近日中」を使用する人もいます。
このように非常に曖昧な表現となります。
「近日中」の使い方
非常に曖昧な期間として用いられる「近日中」。
「近日中の発売予定」や「近日中の完成予定」などといった形で用いられます。
「一両日中」と「近日中」の違い
どちらも期間を表す言葉で、そして非常に曖昧な表現方法となる「一両日中」と「近日中」。
「一両日中」は今日から明日。
または明後日までといったある程度明確な期限があるものの、「近日中」はより曖昧で、当日なのか。
それとも1週間後なのか。
人の感覚によって大きく変動することが考えられます。
そのうえ、「近日中」に近いという漢字が使用されていることから「一両日中」よりも短い期間として用いることも少なくありません。
当日から遅くても2日後といったように日数がある程度決められている「一両日中」に比べ「近日中」の方は予測が難しいといったことも十分に考えられます。
そのため、使用する側も使用された側もより注意が必要です。
まとめ
どちらも非常に曖昧な期限となることから、はっきりと相手に伝えたい場合は、このような表現を使用せずに明確な日にちを伝えることも大切です。
反対に曖昧な表現方法としては最適な言葉となり、明確な期限は求めないものの早いうちにといった場合には「一両日中」や「近日中」を使用します。