「お福餅」と「赤福」の違いとは?分かりやすく解釈

「お福餅」と「赤福」の違い食べ物・飲み物

伊勢名物「お福餅」「赤福」は何が違うのか。

この記事では、「お福餅」「赤福」の違いを分かりやすく説明していきます。

「お福餅」とは?

創業1738年の御福餅本家で販売されている商品が「お福餅」です。

江戸時代に伊勢の国の茶屋として誕生した御福餅本家。

お店は御福餅本家 二見本店と甘味とお食事 マリアーヌです。

夫婦岩で有名な二見が本店ということもありパッケージには二見の夫婦岩が描かれています。

「お福餅」と名付けられた由来は二見興玉神社の天の岩屋にまつられるアマノウズメノミコト(天鈿女命)です。

餅はこしあんで包まれ、その姿は二見浦に打ち寄せる波の形を表現しています。

もち米は北海道産を使用し小豆も北海道産を使用しています。

昔ながらの手詰め製法にこだわって今も販売されています。


「赤福」とは?

創業1707年の伊勢名物赤福で販売されている商品が「赤福」です。

本店は伊勢神宮にあります。

そのほかにも伊勢市内に数店の直営店を構えるほか、百貨店や主要駅などでも手軽に購入することが可能です。

伊勢神宮に本店を構えているということからパッケージには伊勢神宮の宇治橋が描かれています。

「赤福」と名付けられた由来は「赤心慶福(せきしんけいふく)」です。

餅はこしあんで包まれ、その姿は五十鈴川の清流を表現しています。

もち米は北海道産を中心に使用し、小豆はすべて北海道産を使用しています。

「赤福」は工場で管理され製造されています。


「お福餅」と「赤福」の違い

同じ伊勢を代表とする和菓子となる「お福餅」「赤福」

餅をこしあんで包んだもので見た目もよく似ている共通点があります。

ただし、それぞれ何を表現しているかといった違いがあり、「お福餅」は二見浦に打ち寄せる波の形。

「赤福」は五十鈴川の清流を表現しています。

また、パッケージは同じ赤色が使用されていますが描かれている絵に違いがあります。

「お福餅」には二見浦の夫婦岩が描かれ、「赤福」には伊勢神宮の宇治橋が描かれています。

その中には木製のヘラが入っていて、その木製のヘラを使って食べるといった共通点があります。

そのほか、どちらにもしおりが入っています。

「お福餅」には「お福餅」の歴史などが書かれたしおりが入っています。

「赤福」には365日内容が異なる「伊勢だより」が入っており、この「伊勢だより」を集めるコレクターも存在します。

賞味期限の違いは「お福餅」が7日。

「赤福」は夏期で2日間、冬期で3日間となります。

まとめ

以上のような違いがある「お福餅」「赤福」

どちらも伊勢を代表とする和菓子であることに間違いはありません。

創業にも大きな違いはなく、どちらも歴史あるお店で製造販売されています。

そのうえで、主要駅やお土産物屋なので手軽に購入することができる「赤福」の方が全国的に有名な商品といった傾向があります。

ただし、賞味期限を見れば「お福餅」の方が長いため、お土産としては「お福餅」の方が適している商品です。