「さらし」と「手ぬぐい」の違いとは?分かりやすく解釈

「さらし」と「手ぬぐい」の違い生活・教育

この記事では、「さらし」「手ぬぐい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「さらし」とは?

漂白した麻布や綿布のことです。

特にさらし木綿ものことをいいます。

安くて丈夫、しっかり水分を拭き取れるといった特徴があります。

この布は台所で大活躍をしてくれます。

たとえば、野菜の水切りです。

サラダを作る際に水けが残っていると、野菜が水っぽくなり、ドレッシングのからまりが悪くなり、おいしくありません。

水けをしっかりと拭き取ることが大切なのですが、サラダスピナーは置く場所がない、ザルで水切りをするとあちこちに水が飛ぶなど、何かと困ることがあります。

「さらし」はしっかりと水分を吸い取ってくれるので、野菜の水けを取り除く際の最適な道具です。

タオルとは異なりケバ立ちにくいので、野菜に繊維が残るという心配がほとんどありません。

これを利用して、豆腐やヨーグルトの水切りにも利用できます。

ヨーグルトの水切りに利用できるということは、布の目を水分が通過するということです。

この性質を利用して、こす作業にも使用することができます。

ダシを作る際などに活用できるのです。

さらに、野菜やおにぎりなどを包んでラップの代わりに、食器や料理の上にかぶせてほこり除けになどとしても活用できます。

さまざまな活用方法のある布なのです。


「さらし」の言葉の使い方

漂白した麻布や綿布のことを指して使用する言葉です。


「手ぬぐい」とは?

顔や手などについた汗や水などを拭き取る布のことです。

木綿の平織のものを指します。

ハンカチと同じように、手を洗ったとに水けを拭きとるために使用をしたり、汗をかいたときに拭き取るために使用したりします。

それ以外にも活用方法があります。

たとえば、日よけ・ほこりよけです。

「手ぬぐい」は江戸時代には生活必需品として用いられており、頭にかぶって日ざしやほこりを除けていました。

その他にも、緊急時には裂いて傷の手当てに使用をしたり、履物の修理に利用したりなど、幅広く活躍してくれていました。

現在では、インテリアとして飾られることもあります。

額に入れて飾れば絵画のようです。

さまざまな柄のものがあり、インテリアに合わせて選べます。

「手ぬぐい」は生地が薄く、乾きやすい特徴があります。

水分が残っていると雑菌が繁殖する原因になります。

しっかり乾かせば雑菌が繁殖しにくく、清潔に保ちやすくなります。

薄くてかさばらないため、持ち運びに便利です。

小さなサイズにカットすれば、おしぼりとしても活用できます。

「手ぬぐい」の言葉の使い方

平織の木綿布を指して使用する言葉です。

「さらし」と「手ぬぐい」の違い

「さらし」は漂白した麻布や綿布のことで柄はありません。

「手ぬぐい」は平織の木綿布のことで柄や色があります。

それぞれ布の丈夫さ、厚さに違いがあります。

まとめ

天然素材で作られている点が似ていますが、柄や用途などに違いがあります。