この記事では、「就労先」と「勤務先」の違いを分かりやすく説明していきます。
「就労先」とは?
「就労先」の「就労」とは、仕事に取りかかることや仕事に就くことを言います。
また、「先」には相手や先方と言った意味があります。
なので、「就労先」は仕事先や仕事をする場所と言った意味合いが含まれています。
「就労先」を使った例文をいくつかご紹介します。
『彼は就労先を見つけるために、ハローワークへ通っています』
『彼女はようやく希望の就労先を見つけることができました』
『彼は今朝、新たな就労先に出かけて行きました』
『書類に就労先を記入する』
『私は海外で就労先を見つけようと思っています』
「勤務先」とは?
「勤務先」の「勤務」とは、会社などに属し、仕事をすることです。
なので、「勤務先」は勤め先と言う意味になります。
「勤務先」を用いた例文をいくつか挙げてみます。
『新しい職場は勤務先が近いので、通勤が楽です』
『この春、転勤で勤務先が変更になりました』
『勤務先に休暇届を提出する』
『この申請には勤務先の証明が必要です』
『今度の週末は勤務先の同僚と飲みに行く予定です』
「就労先」と「勤務先」の違い
「就労先」と「勤務先」の違いを、分かりやすく解説します。
「就労先」とは、仕事先や仕事をする場所などを指しています。
一方、「勤務先」は会社などに属している人の勤め先を言います。
どちらも仕事をする先のことを表していますが、「就労先」は「勤務先」と違って、勤め先ではない点が異なっています。
まとめ
「就労先」と「勤務先」はどちらもよく使われる言葉です。
両者の意味を知ることで、使い分けがしやすくなります。
書類などにも「就労先」と「勤務先」を記載することがあります。
仕事の就業形態はさまざまです。
なので、仕事によってその書き方も変わってきます。
日本では仕事を聞かれると、職業名ではなく、勤めている会社名を言う場合があります。
ですが、会社名はあくまでも勤務している先の名前で、職業とは異なります。
一昔前までは終身雇用制が当たり前で、会社に勤めていることが大きな信用の証となっていました。
今でもその傾向は見受けられますが、終身雇用制がなくなってきていることもあり、働き方の多様性が生まれて来ています。
そのため、仕事を聞かれたら職業名で答える人も多くなってきているようです。
今では副業を行っている人も増えてきていることから、必ずしも「就労先」や「勤務先」が一つとは限らなくなってきました。
この傾向は今後ますます増えていくことでしょう。
新年度は新しい環境に変わる人も多くなる時期です。
新しく「就労先」や「勤務先」で仕事をする人も増えます。
新たな環境に慣れるまでには少し時間がかかります。
なので、その分、心身の疲労も増えてしまうでしょう。
仕事以外の時間はなるべく多めに休むようにしたり、好きなことをして気分転換を図るなどして、上手に体調管理をしていきたいものです。