「うがい薬」と「マウスウォッシュ」の違いとは?分かりやすく解釈

「うがい薬」と「マウスウォッシュ」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「うがい薬」「マウスウォッシュ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「うがい薬」とは?

口腔内やのどの殺菌・消毒、口臭の除去などに用いる液体のことです。

殺菌や消毒などのために、ポビドンヨードやアズレンスルホン酸ナトリウムなどの成分を配合しています。

ポビドンヨードは細菌やウイルスの消毒・殺菌、口臭の除去に用いる成分、アズレンスルホン酸ナトリウムは消炎・鎮痛作用のある成分です。

製品によって配合している成分が異なるので、どういった目的で使用するのかを考えて製品を選びます。

製品を選ぶ際には、味にも着目するとよいでしょう。

ポビドンヨードは独特のにおいと味があり、苦手と感じる人もいます。

使いやすいように、ハーブやアップルミントなどのフレーバーをつけたものがあります。

製品は液体であることが一般的です。

製品によって使用方法が異なりますが、指定された量を水で薄めてうがいをすることが一般的です。

口腔内だけでなく、がらがらとのどのうがいも行います。


「うがい薬」の言葉の使い方

口腔内やのどの殺菌・消毒、口臭の除去のために用いる液体を指して使用する言葉です。


「マウスウォッシュ」とは?

口臭の予防、虫歯や歯周病の予防に用いる液体のことです。

「マウスウォッシュ」と呼ばれるものには、洗口液と液体歯磨きの2種類があります。

洗口液は口の中をさっぱりさせる目的で主に使用されます。

歯磨き後の使用はもちろん、日中に口腔内をさっぱりさせるためにも使用できます。

口に含んで、口腔内でぐちゅぐちゅとさせてから吐き出します。

液体歯磨きは、歯磨き粉や歯磨きジェルの代わりに用いるものです。

これを口に含んですすいだ後に、歯ブラシを用いてブラッシングをします。

これだけでは歯に付着した汚れを落とし切ることができないので、必ずブラッシングを行います。

製品によって配合している成分は異なり、配合されている成分によって、主に口臭を予防する働きを示す、主に虫歯や歯周病を予防する働きを示すなど異なってきます。

液体には味が付けられています。

ミント、ピーチ、オレンジなど、味はさまざまです。

「マウスウォッシュ」の言葉の使い方

口臭の予防、虫歯や歯周病の予防などの目的で使用する液体のことです。

口腔内に用いるもので、のどには使用しません。

「うがい薬」と「マウスウォッシュ」の違い

口腔内に用いる液体という点が似ていますが、それぞれ別のものです。

前者は、細菌やウイルスを殺菌する成分や、炎症を鎮める成分などが配合されており、うがいに使用をします。

歯磨きの代わりにはなりません。

後者は、殺菌成分を配合したものが多く、口腔内をさっぱりさせるために主に使用します。

のどには使用しません。

まとめ

口腔内を清潔に保つための液体という点が似ていますが、それぞれ用途は異なります。

有効成分が配合されているので、それぞれの用途を確認して、正しく使用する必要があります。