つげ櫛は、櫛の歯の広さで区別します。
用途や悩みに合わせて、櫛を選びましょう。
この記事では、つげ櫛「解櫛」と「荒櫛」の違いを分かりやすく説明していきます。
「解櫛」とは?
「解櫛」は「ときぐし」と読みます。
髪の毛が少ない人や細い人におすすめの、歯が細かい櫛です。
髪質がストレートの人やショートカットの人も、こちらの「解櫛」を使います。
歯が細かいので、まっすぐに綺麗な髪を整えることができます。
一番細かいものは約1. 2mmから約3mm程度の間隔です。
これは髪の手入れの仕上げをするときに使います。
また髪がストレートではなく癖毛やゆるくウェーブがかっている人や、絡まりやすい髪質の人には、約3mmから約3. 5mm程度が向いています。
「解櫛」の使い方
髪の先から梳いていき、次に髪の中間、頭の上へと徐々に髪の根元へと近づいていきます。
櫛を寝かせるようにして髪の流れに沿わせるようにして使うと、綺麗に梳くことができます。
「荒櫛」とは?
「荒櫛」は「あらぐし」と読みます。
目の粗い櫛のことをいい、髪のもつれを解くときに使います。
歯の間隔が広い「荒櫛」は、髪の量が多い人や太い人におすすめです。
癖毛やパーマのうねりがある髪は「荒櫛」を選びます。
歯の荒さは、約3. 5mmから約6m程度までさまざまです。
髪の絡まりやすさで判断して、「荒櫛」を選んでください。
髪が絡まないように歯の間隔を広く作ってあるため、抜け毛を避けたい人やゆるく梳かしたいときにも便利です。
またストレートヘアの人が、簡単にまとめるときに「荒櫛」を使うのも便利です。
自分の使い道や好みによって、合った間隔の「荒櫛」を選ぶと良いでしょう。
「荒櫛」の使い方
髪が絡むのを防ぐために、毛先からざっくりと梳いていきます。
おおまかに使って、徐々に細かい歯の櫛に変えていくのがおすすめです。
「解櫛」と「荒櫛」の違い
「解櫛」と「荒櫛」は、歯の間隔の細かさで判断されます。
歯の間隔が細かいのが「解櫛」、荒めが「荒櫛」と呼ばれます。
梳く髪に合わせて「解櫛」と「荒櫛」を使い分けると良いでしょう。
ただ単に細かい櫛を選ぶと、髪が痛んで切れてしまったり、櫛の歯が折れてしまうことがあります。
力をこめて無理やりに梳かすのではなく、目的に合ったつげ櫛を選ぶことが重要です。
髪が絡まりやすい人は、最初に「荒櫛」で梳かしてから、「解櫛」に変えると、楽で丁寧に手入れすることができます。
髪質や髪の長さなどによって、適切な櫛を選んで髪を整えましょう。
まとめ
つげ櫛は歯の荒さによって「解櫛」と「荒櫛」に分けられます。
歯の間隔が約1. 2mmから約3. 5mm程度のものを「解櫛」、約3. 5mmから約6mm程度のものを「荒櫛」と呼びます。
使い分けは、使用者の髪質や髪の長さによって選びます。
髪が絡まりやすい人は、荒い歯の「荒櫛」で梳いてから、細かい歯の「解櫛」で整えると、綺麗に手入れができます。