「足元」と「足下」の違いとは?分かりやすく解釈

「足元」と「足下」の違い生活・教育

本記事では、「足元」「足下」の違いに関して分かりやすく説明していきます。

「足元」とは?

足元とは、あしもとという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、身体を支えたり歩行する際に使ったりする部分といった意味の足の漢字に、物事の根本とかもとといった意味がある元の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ足元は、立ち上がっている足のその周辺を表すのです。


「足元」の言葉の使い方

足元は、立っている状態の足のその付近という意味に使われる言葉となっています。

地面に足を付けている真下という場所だけでなく、1歩か2歩程度進んだ周辺の場所をも含めて表現する際に使用される言葉です。

つまり幾分大雑把に足がある周辺の場所を指し示す時に、この足元という言葉が使われています。


「足下」とは?

足下は、あしもとや或いはそっかという読み方をする言葉ですが、ここではあしもとと読む場合について説明します。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、あしやももから下の部分といった意味を持っている足の文字に、物のしたの部分や支配や規則が及ぶ所といった意味を有する下の文字を加える事で完成した言葉です。

以上の事から足下は、足の真下の場所を示します。

「足下」の言葉の使い方

足下は、立っている足の真下の部分といった意味に用いられる言葉となっています。

地面と接している足の裏やほぼその周辺という狭い範囲を示す際に使用される言葉です。

あしもとと読む言葉には幾つか種類がありますが、その中でもより狭い範囲を表現する際に用いられる言葉となっています。

更にこの足下は、自分の影響下にある場所といった形で比喩的な意味にも使用される事がある言葉です。

他にも足下は、足の下部という意味にも用いられています。

「足元」と「足下」の違い

足元と足下の文字表記を並べて見比べを実行してみると、2文字目に元と下という漢字の違いを発見する事が可能です。

所が最初の文字は同じ足の漢字で、読み方も同じあしもとであり、持つ意味も立つ足に関連した場所といった風にかなり似通っています。

お陰で使い分けを意識するとどちらを選択すべきかで、迷ってしまう人が少なくありません。

とはいえ同じ様な場所でも、表す範囲に違いがあるのでそこを踏まえれば、上手に使い分けを行う事が出来ます。

まず足元は、立っている足の周りといった場所を表すのです。

一方の足下は、足の真下というより狭い範囲を示します。

まとめ

2つの言葉は、どちらも最初に足の漢字が使用されており、読み方も同じな上に、立っている足を基準にした場所を示すという共通点がある言葉です。

かなり似通った言葉同士ですが、肝心の示す場所の範囲に相違点を見出す事が出来ます。

ちなみに足下は、立っている足の周辺の1、2歩程度の範囲を含め大雑把に表す際に使われる言葉です。

対する足下は、立つ足の真下と言える場所や足の下部を示す際に用いられています。