この記事では、「独占欲」【どくせんよく】と「好き」【すき】の違いを分かりやすく説明していきます。
「独占欲」とは?
相手を自分だけのものにしたい欲望が強く出た状態を「独占欲」【どくせんよく】と言います。
好きという恋愛感情が強く出たとき、この人を自分のものにして愛したいと思う気持ちに包まれると、他の人にとられたくないと激しい独占欲が強くなるのです。
この「独占欲」は自分の好きな食べ物や乗り物、場所など気に入ったものが対象であり、他者にとられたくないと思う気持ちになります。
「好き」とは?
自分が気に入っているものを「好き」と言い、心が強く惹かれた人に対して使われる言葉です。
人の感情の一種であり、人の中でもとくに自分の趣味や思考に合うものを愛し、気持ちをぶつける状態を指します。
恋愛においてよく使われており、好みの異性に対してはとくに強い恋愛感情に包まれたとき、「好き」という気持ちが強く出るわけです。
日常生活においても料理や飲み物、服、テレビ番組などで気に入ったものに対して「好き」という感情が出ます。
「独占欲」と「好き」の違い
「独占欲」と「好き」の違いを、分かりやすく解説します。
とにかく自分だけのものにしたいと思う気持が強く出た状態を「独占欲」と言い、他の人には触らせたくないと思うものに対して当てはまる人の欲と感情を表す言葉です。
欲を満たすために人を引き寄せては逃げないようにしたり、物を隠すなどの行為に駆り立てます。
もう一方の「好き」は、自分がとくに思い入れが強く、どのようなものよりも選びたくなる人に対してぶつける自分の感情を表します。
心が惹き付けられてなかなか離れず、胸が締め付けられるほど高鳴る人のさまを表すという違いがあります。
「独占欲」の例文
・『好きという感情が強く出たとき独占欲に駆られることがある』
「好き」という感情に強く包まれると、他人にとられないように独り占めしたい気持ちに包まれる欲望がますます強くなるわけです。
・『独占欲が強い人は、相手の行動を把握しないと不安になってしまう』
愛する人を独り占めにしたいと思う人は、相手がどこでいつ何をしていたか把握しないと不安になるので、ますます相手を束縛したくなります。
「好き」の例文
・『好きという感情が芽生えると、周囲が見えなくなってしまうほど心が奪われてしまう』
恋愛では、「好き」という感情が芽生えると相手のことしか見えなくなるほど強く惹かれます。
それだけ心奪われる人しか見えない状態になるのは、相手がかなりタイプであり、付き合いたいと思う欲が高まるからです。
・『数あるブランドの中でも、自分が求めているものにぴたりと合うから好きになるのだ』
いろいろなブランドがありますが、自分が強く求めている形や色をデザインするところに「好き」という感情が強く出ます。
まとめ
自分だけのものにしたいと強く思う「独占欲」が働くと、愛する人の考えを聞くことはなく、一方的な欲望を満たすため自分勝手な行動や考えをぶつけてしまうのです。
この欲には、「好き」という感情が強く込められている状態でもあり、愛する気持ちが強く出た状態であり、感情を表す言葉になります。