「上旬」と「前半」の違いとは?分かりやすく解釈

「上旬」と「前半」の違い生活・教育

この記事では、「上旬」「前半」の違いを分かりやすく説明していきます。

「上旬」とは?

1ヶ月の前半の1/3という意味で、1日から10日までを指します。

11日から20日までは中旬、21日から31日は下旬となります。

1年の上旬、春の上旬というような使い方はしません。

あくまで1ヶ月に対して使われる言葉で、初旬も同じ意味となっています。

上旬という言葉は決定していない日付を表現するという際にも使うことができる言葉で、10月上旬発売というような使い方をする事ができ、10日間の幅をもたせることができます。

実際には発売日というケースでは日曜日は省かれる、商品で定められた発売日の曜日に発売されるという決まりからは外れることはありません。


「前半」とは?

前の半分という意味ですが、試合の前半、週の前半など時間の概念に対して使うことや、車の前半のデザイン、新幹線の前半の車両などのような外見的なものに対しても使うことができます。

後ろの半分は後半となります。

映画やドラマなどはここから後半であるというような明確なポイントはありませんが、前半と後半にある程度分けることができ、後半を盛り上げていくということが基本ではあり、後半の方が面白いことのほうが理想ではあります。

ただしストーリーの結末、絵柄として見せたい部分は後半に見せることが基本なので、前半の方が面白いというケースはあまり多くはありません。

数字としての前半は100であれば50より前が前半と言えますが、小説の章などによってはもう少し後ろのページまで進むことはありえます。

テレビ番組では前半にすべてを出し切るとチャンネルを変えられてしまうので、最後まで見てもらう工夫が必要になります。

作業の前半、後半という言葉では作業内容そのものの違いを指すというケースがあります。


「上旬」と「前半」の違い

「上旬」「前半」の違いを、分かりやすく解説します。

「上旬」は1ヶ月に対して使う言葉で、その月の1日から10日までを上旬と言います。

「前半」は1ヶ月に対しては1日から15日まであたりを指し、16日以降は指しません。

今年前半という言葉では1月から6月までを指すことが出来るなど、前半の方が初旬に比べて明らかに用途が広くなっており、時間的な概念以外にも前半という言葉が使えることも特徴で、トラックの前半という言葉では運転席部分がイメージしやすいでしょう。

自動車など前半のデザインという使い方も可能で、ワゴン車とセダンで前半が同じデザインということもあります。

まとめ

「上旬」「前半」は1ヶ月という観点で絞っても違いがあり、上旬は1日から10日までを指し、前半は1日から15日を指すという違いがあります。

初旬は1ヶ月に対してのみ使われる言葉です。

前半は時間の流れだけでなく外見的な長さのあるものの前半分という使い方もできるため、非常に使用範囲の広い言葉となっています。