この記事では、「持ち前」と「生まれつき」の違いを分かりやすく説明していきます。
「持ち前」とは?
持ち前は、もちまえという読み方をすべき言葉です。
文字で書かれたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、所有する事や負担する事といった意味の持ちの文字に、ぜんぽうや他人がいる所といった意味がある前の文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から持ち前は、その身に元々備わっているものや各自が所有している部分といった意味を表すのです。
「持ち前」の使い方
持ち前は、その身体に最初から備わっている性質といった意味に使われる言葉となっています。
持ち前の根性といった形で、表現されて使用される事が多いです。
更に持ち前は、各自が有している範囲や役割といった意味にも使われる言葉となっています。
その際には、持ち前の仕事や持ち前の役目といった形式で、この言葉が駆使されていたりするのです。
「生まれつき」とは?
生まれつきは、うまれつきという読み方をする言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、生まれる事や出生地等の意味を持っている生まれの文字に、つく事や格好、様子といった意味を所有しているつきの文字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ生まれつきは、生まれながらにして有している性質や能力等を示します。
「生まれつき」の使い方
生まれつきは、生まれた時から備わっている能力とか容姿に対して用いる言葉です。
例えば足が速いといった身体能力は、生まれつきその身体に備わった能力であると考える事が出来ます。
他にも、生まれた時点で目が見えないとか耳が聞こえないといった障害を持っている場合にも、この生まれつきという言葉で表現可能です。
この様に生まれつきは、ポジティブな意味にもネガティブな意味のどちらにも用いられます。
「持ち前」と「生まれつき」の違い
持ち前と生まれつきの文字表記を見比べれば、全然違う文字が使われているだけでなく、文字数から違う言葉同士である事に気付く事が可能です。
見た目には似ていない言葉同士ですが、持つ意味合いには似ている所があるため、混同してしまう恐れはあります。
とはいえ文字の違いから表す意味にも違いがあるので、そこを踏まえれば無理なく使い分け可能です。
まず持ち前ですが、生まれながらにその身に備わっているものという意味を表します。
加えて、各自が所有している部分や担当している役割といった意味も持っているのです。
一方の生まれつきは、生まれ持っている容姿や能力、といった意味を示す言葉となっています。
まとめ
2つの言葉には共通する文字はなく、文字数自体も違う言葉同士です。
所が示す意味には同じ所があるため、使い分けの際に迷ってしまう人もいます。
ただし使用している文字の違いから、表現する意味には相違点が見られるのでそこを理解すれば、きちんと使い分け可能です。
ちなみに持ち前は、その身に最初から備わっている能力という意味と共に、各々が有している部分や担当している仕事といった意味に使われる言葉となっています。
対する生まれつきは、良い面も悪い面もどちらも含めて、生まれながらに有している能力や性質を示す際に用いる言葉です。