「滅亡」と「破滅」と「衰亡」の違いとは?分かりやすく解釈

「滅亡」と「破滅」と「衰亡」の違い生活・教育

滅びることを意味する表現として「滅亡」「破滅」「衰亡」という言葉があります。

どれも最終的に滅びることを意味していますがどのような違いで区別されているのでしょうか。

今回は、「滅亡」「破滅」「衰亡」の違いについて解説します。

「滅亡」とは?

「滅亡」とは、「滅びを迎えて全てが絶えること」を意味する言葉です。

「滅亡」という言葉には「それ以上先が続くことなくここで終わる」という意味合いが含まれています。

一般的にはそれまで長く続いていたものや受け継がれていたものなど歴史があるものに対して使われる言葉で「それまで紡がれてきた歴史がそこでおしまいになり消えて無くなること」を指す表現です。

通常は国や民族などある程度規模が大きいもしくは数が多いものがなくなり耐えてしまうときに使われます。


「滅亡」の例文

・『長く続いてきた国家が敵の侵略により滅亡を迎える』
・『遺跡調査で滅亡した王朝の宮殿跡が発見された』


「破滅」とは?

「破滅」とは、「再生不可能なほどに崩れて成立しなくなること」を意味する言葉です。

「破滅」には「取り返しがつかない」というニュアンスが含まれています。

これまでは成立してきたものが何かのきっかけで存続することが難しくなりついには崩壊し成り立たなくなってしまう様子を指す言葉が「破滅」です。

一般的には「複数の要素が組み合わさって成立していたものが崩壊し滅んでしまうこと」を表します。

国や宗教など大勢の人とシステムによって成立していたものがバラバラになるようなケースに使われる表現ですが、どのような物事であってもある程度複数の要素が絡んでいることから家庭や人生のような比較的スケールの小さい対象にも用いられます。

「破滅」の例文

・『あの事実が世間に知られれば人生が破滅してしまう』
・『独裁者がやりたい放題やった結果、国家が破滅してしまった』

「衰亡」とは

「衰亡」とは、「徐々に衰えて最終的に滅びを迎えること」を意味する言葉です。

かつて隆盛を誇った勢力や集団が時間とともに徐々に勢いが衰えていき維持できないところまで追い込まれ最終的に滅びる様子を指して「衰亡」と表現します。

「衰亡」は一気に滅びに進むので鼻k時間を掛けてゆっくりと力を失っていくことを意味します。

敗戦や判断ミスなどはっきりとした原因により急激に落ちるのではなく、いくつかの要因が合わさり「時間とともに少しずつ勢いが失われ消えてしまう」のが「衰亡」です。

「衰亡」の例文

・『かつては大陸の半分を治めた巨大国家だが時代の変化についていけず衰亡した』
・『力頼みで成り上がった者が力を失えば衰亡するのは必定だ』

「滅亡」と「破滅」と「衰亡」の違い

「滅亡」「破滅」「衰亡」の違いは「何を持って滅びとするか」です。

「滅亡」はこれ以上受け継がれることなく断絶することを持って滅びとしています。

「破滅」は現状が成立しなくなるというのが滅びの判断です。

「衰亡」は力や勢力が衰えこれ以上維持できなくなったときが滅びのときです。

まとめ

「滅亡」「破滅」「衰亡」は同じ「滅び」を意味する言葉ですが具体的に表している内容には大きな違いがあります。

滅びの判断基準がどこにあるのかに注目して言葉を使い分けてください。