「素敵」と「好き」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「素敵」と「好き」の違い生活・教育

この記事では、「素敵」「好き」の違いを分かりやすく説明していきます。

「素敵」と「好き」の違い

「素敵」「好き」の違いについて紹介します。


「素敵」と「好き」の使い方の違い

「素敵」は、「自分の好みと合っていて気に入ること」に使われます。

ある時点でその人が良い、素晴らしいと思う気持ちのことを言います。

「好き」は、「気に入って心が惹かれること」に使われます。

その人が良い、素晴らしいと思う気持ちが持続している状態を言います。


「素敵」と「好き」の英語表記の違い

「素敵」の英語表記は非常に数多くありますが、主なものは以下の通りです。

1つ目は「wonderful」「素晴らしい」「素敵」という意味です。

“She is a wonderful woman.”
(彼女は素敵な女性です)
2つ目は「nice」「良い」「素敵」という意味です。

“That is a nice idea.”
(それは素敵なアイデアだ)
「好き」の英語表記も非常に数多くあり、主なものは以下の通りです。

1つ目は「like」「好き」という意味として定番であり、中学校で習う単語です。

“I like listening to music.”
(私は音楽を聴くのが好きです)
2つ目は「love」で、「愛する」だけではなく、「愛好する」という意味もあります。

“I love to play game.”
(私はゲームをプレイするのが好きです)

「素敵」の意味

「素敵」「素的」とも書き「すてき」と読み、以下の2つの意味があります。

1つ目は「自分の好みに合っていて、良いと思うこと」という意味で、その人にとって優れていると思う状態のことを言います。

2つ目は「程度がはなはだしいこと」とい意味で、「非常に」を上品に言い換えたものです。

「素敵」は、その場で思う様子に使われ、その時のイメージや感覚を表す言葉です。

元は「素晴らしい」に接尾語「的」が付いた言葉で、使用しているうちに「敵」が使われる様になりました。

「素敵」の使い方

「素敵」「好みに合っていて良いと思うこと」「程度がはなはだしいこと」につかわれます。

名詞・形容動詞として「素的だ・である」と使われたり、「素的な〇〇」と名詞を修飾して使われます。

「素敵」はあくまで個人の主観に基づいて使われる言葉であり、誰もがそう感じる訳ではありません。

また、相手との関係によっては明らかに安い洋服に対して「素敵な洋服ね」などと、嫌味で使うこともあります。

「素敵」を使った例文

・『素敵なワンピースを買ったので、早速飲み会に着て行った』
・『彼女のご主人は背が高くて素敵な人だった』
・『彼女の部屋は北欧風でとても素敵だった』
・『あなたのお肌は素敵に柔らかい』
・『近くのコンビニに素敵な店員さんがいる』

「素敵」の類語

「魅力的(みりょくてき)」
「思わず人の心をひきつけるものがある様子」という意味です。

「カッコイイ」
「格好良い」「恰好良い」とも書き、「見た目や振る舞いが洗練されていて憧れられる様子」という意味です。

「素敵」の対義語

「ダサい」「見た目や振る舞いが田舎臭くてカッコ悪い様子」という意味です。

「好き」の意味

「好き」「すき」と読み、以下の3つの意味があります。

1つ目は「気に入って心が惹かれること」という意味で、人や物を気に入り、常に意識することを言います。

2つ目は「あえてそれを選んだり、その様に行動すること」という意味で、他の人からみて呆れる様子を言います。

3つ目は「自分の思うままにふるまうこと」という意味で、自由にやりたいことをすることを言います。

上記に共通するのは「自分が気に入っている」という意味です。

「好き」の使い方

「好き」は、「人や物、行動パターンに対して自分で気に入っていること」に使われます。

名詞・形容動詞として「好きだ・である」と使われたり、副詞として「好きで」と使われたりします。

日本語の「好き」には、単に「良いと思って気に入る」という意味の他に「恋愛感情を持つこと」という意味もあり、使い方に注意が必要です。

「好き」を使った例文

・『彼女はK-POPが好きで韓国まで観に行ったそうだ』
・『彼のアニメ好きは同僚の間で知れ渡っている』
・『好きなことを仕事にして暮らしていけたらどんなにいいだろう』
・『好きな人に告白をしたが、残念ながらフラれた』
・『好き勝手な振る舞いをしていたら友達がいなくなるよ』

「好き」の類語

「好意を持っている(こういをもっている)」
「相手に対して親しみを感じたり、恋愛感情があること」という意味です。

「心を寄せる(こころをよせる)」
「人や物に関心を持ち、意識すること」という意味です。

「好き」の対義語

「嫌い(きらい)」「人や物に対して悪い感情を持ち、遠ざけたいと思うこと」という意味です。

まとめ

今回は「素敵」「好き」について紹介しました。

「素敵」「好みに合っていて良いと思うこと」「好き」「気に入って心が惹かれること」と覚えておきましょう。