この記事では、「亭主関白」と「ワガママ旦那」の違いを分かりやすく説明していきます。
「亭主関白」とは?
家庭内において支配的かつ威張っている亭主のことを指します。
威圧的に話す、すぐ怒鳴るなども要素に入り、酒を好むというのもイメージしやすくはありますが必須条件ではありません。
あまり奥さんのことを顧みない傾向があるのが亭主関白と言え、顧みるようになる、親切になっていった時点で亭主関白とは呼ばれなくなるとも言えます。
人によってはワガママを内包して力で押していくケースもありえます。
「野菜が嫌いだから野菜は食卓に出すな!」と言うケースはワガママであり、亭主関白でも言いかねない言葉ではあります。
「健康も考えろ、肉ばかり出さなくていい!」と言い放つ場合ワガママではないですが亭主関白的ではあります。
これが「健康も考えて肉ばかりにしなくていいから」という言い方になるとかなり亭主関白さは薄れるとも言えます。
亭主関白という言葉自体は内弁慶と遠からずの意味ではあります。
「ワガママ旦那」とは?
奥さんの意志を考えず物事を意のままにしようとする旦那のことで、口調の乱暴さや威圧的な態度までは含まれません。
家のお金をやたら趣味に使ってしまうなどはワガママ旦那の範疇に入るでしょう。
食事をすべて自分の好みにさせるというものも系統としては近く、外食でワガママ旦那が運転して、家族の誰にも何も聞かず店を決めるというというケースなども行動例と言えます。
また、家の行事に行かない、手伝わないあたりも行動としては含まれるでしょう。
食事を作るなど、家事に参加する場合であっても、他の家族の意見を一切聞かない、自分の好みだけを優先するという場合はワガママ旦那と言えるでしょう。
「亭主関白」と「ワガママ旦那」の違い
「亭主関白」と「ワガママ旦那」の違いを、分かりやすく解説します。
「ワガママ旦那」に威圧感と威張った態度をもたせたものが「亭主関白」と言えなくもありません。
ワガママ旦那は行動の端々にワガママさが見えるのに対し、亭主関白は常に何らかの威圧感や言葉遣いの粗さなどが見られます。
会社からの電話で態度が明らかに変わるのは亭主関白の方と言えるでしょう。
食事を作るなどをすることも亭主関白、ワガママ旦那ともにありえますが、家族の好みはあまり考慮しない、栄養もさほど考慮しないという事がありえます。
亭主関白とワガママ旦那に関しては変化してワガママさや威圧感が押さえられていくこともありえるとも言えます。
ともに家族サービスという言葉とは完全に無縁と言えるでしょう。
まとめ
亭主関白とワガママ旦那は態度の差が顕著で、亭主関白の方が怖さはあるといえるでしょう。
ワガママ旦那に亭主関白が合わさることもあります。
年齢差や性格などにも左右されることではあり、亭主関白に至っては地域差がある概念ともされています。
いずれも自分本位で動く人というベースはあります。