この記事では、「一旦停止」と「一時停止」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一旦停止」とは?
「一旦停止」は、一度停止するということ前提でその後はどうするかについては自由です。
よって、車については、一度停止することが前提ですが、実はその後動かないという選択を取ってもよい場合、「一旦停止」になります。
「一旦停止」は、どのような物であっても一度立ち止まることを前提としていて、その後どうするかは自由であるという場合に使用する言葉になります。
「一時停止」とは?
「一時停止」は、一度止まることで、その後動くことです。
なので、動画などで言う「一時停止」は、停止を解除すると動画が動き出します。
そして、自動車の法律に用いられる「一時停止」は、一度立ち止まり、その後動くことが前提なので、あえて動かないという選択を取った場合、不法駐輪というものになるので駐車可能な場所以外、「一時停止」して自動車なり、自転車なりバイクを止めるのは違法となるのです。
なお、動かないという選択を取り、罰則を受けるのはあくまで法律での「一時停止」ですので、動画編集などでの「一時停止」行為で動かないという選択を取っても罰則には当たりません。
「一旦停止」と「一時停止」の違い
両者の違いは、一度立ち止まってから、動こうとするか、別に動かない、むしろ逆走してやろうとまで考えたりするか否かです。
「一旦停止」は、別に停止してから動く必要性もなければ、あえて反対方向に動いてやろうと考えてもよいわけです。
ですが、「一時停止」は、停止したうえで動くことが前提で、逆走するという考えは、一応可能ですが、法律で禁止されている場合もあります。
「一旦停止」の例文
・『募金活動は一旦停止とする』
この例は、募金活動というものについて一度立ち止まり、活動を停止するというものです。
そのうえで、「一旦停止」は、活動の再開については自由なので、活動を辞めてしまうという選択も可能です。
「一時停止」の例文
・『一時停止違反』
この言葉は法律のことで法律上、一度立ち止まってから動く必要があるのにもかかわらず、立ち止まらなかったというものです。
なお、立ち止まってから、反対方向に走ると逆そうになり、これは法律で違反されている行為になります。
まとめ
「一時停止」は、道路交通法の規則では、よく停止すればそれでよしで逆走をしてもよいのでは?という意見があるんですが、これは実は間違いで、逆走はダメです。
しかしながら、駐車場は実は逆走をしようと一時停止線があってもそれを無視しようと実は法律が有効にならず、ルールが無用になります。
おそらく、この法律を持ち出している人は、通常のエリアでも同じだろうと考えるのだと思われます。
ですが、ルールが存在しない無用状態になるということはすべて自己責任になるため、ルールを守らず、駐車場内で事故を起こせ場大惨事になるため、結局、ルールを守る人物のほうが保証されるわけです。
ちなみに、道路交通法で言う、「一旦停止」は、「一時停止」と同じでその後は必ず動けというものになるので、動かないでよい「一旦停止」は道路交通法以外になります。
