この記事では、「質実剛健」と「質朴剛健」の違いを分かりやすく説明していきます。
「質実剛健」とは?
質実には飾り気がなく真面目という意味があり、剛健には頑強でたくましいことなどの意味を持っており、飾り気のなさというところもポイントでしょう。
鉄道車両では機関車、自動車ではトラック、クロスオーバーSUV車などが近いイメージでしょう。
スマートフォンやパソコンなどでは、耐久性、耐衝撃性を高めたモデルが質実剛健に分類できると言えます。
当然人にも使える言葉で、アスリート的なイメージのある言葉ではありますが、ファッションに気を使っているアスリートでは質実剛健ではないとも言え、そういった人は剛健さと華麗さを併せ持っているものと言えるでしょう。
「質朴剛健」とは?
飾り気がなく純真・素直という意味が質朴、剛健は頑強でたくましいことなどの意味を持っており、質実剛健と実質的に意味が同じ言葉であると言えます。
そのため質実剛健であり質朴剛健ということもできなくはありません。
言葉として使用されるケースは質実剛健よりも明らかに少ないことは確かですが、質実剛健と使われているケースを質朴剛健に差し替えたとしても問題は発生しない程度に似たいとの言葉となっています。
音声として聞くケースに関しては圧倒的に質実剛健のほうが多いものと考えられますが質実剛健は同じ意味でより進んだものなどにとらえられないように注意したほうが良いでしょう。
同じ文章において質実剛健と質朴剛健を使うということもあまりメリットがなく、表記の揺れに近いレベルですらあります。
「質実剛健」と「質朴剛健」の違い
「質実剛健」と「質朴剛健」の違いを、分かりやすく解説します。
「質実剛健」と「質朴剛健」の意味はともに飾り気がなく真面目で頑強でたくましいことという言葉になっており、人や物、車両や家電などに例えて使うことも出来る言葉です。
必要最低限のデザイン、頑強さなどを備えているということが「質実剛健」と「質朴剛健」の条件ということができます。
「質実剛健」と「質朴剛健」自体の言葉の差は「質実」と「質朴」の意味の差がほとんどどなく「剛健」の意味は全く同じため使い分けを意識するのも難しいほど同じ言葉ではあります。
「質実剛健」のほうが多く使われていますが、学校の校風として「質朴剛健」を掲げているところもあり「質朴剛健」が全く使われていない言葉であるということはありません。
ただし、商品紹介というケースでは「質実剛健」のほうが使われているとは言えるでしょう。
まとめ
「質実剛健」と「質朴剛健」は言葉としてはほぼ同じ意味で、使い分けを意識するものではなく、ひとつの文章で「質朴剛健」とした場合、「質朴剛健」を使い続けるのがベターと言えます。
意味としてはともに飾り気がなく真面目で頑強でたくましいこととなっていて、デザインのあるものにも人の性格や行動にも使うことができます。