「期待に応える」と「期待に添う」の違いとは?分かりやすく解釈

「期待に応える」と「期待に添う」の違い生活・教育

この記事では、「期待に応える」「期待に添う」の違いを分かりやすく説明していきます。

「期待に応える」とは?

「期待に応える」「きたいにこたえる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「特定の人からあることをして欲しいと頼まれた通りにする」という意味で、将来的にあることを望んでいる人に対して、その望み通りにすることです。

2つ目は「自分に対する周囲の評価に見合うだけの働きをする」という意味で、仕事などで周囲が自分に対してこれくらいできるだろうと見込んだ通りの能力を発揮することです。

上記に共通するのは「人が見込んだ通りに行動する」という意味です。


「期待に応える」の使い方

「期待に応える」は動詞として「期待に応える・応えた」と使われたり、副詞として「期待に応えて記録を達成する」などと使われます。

基本的に、人の希望や目的通りの結果を出すことに使われる言葉です。


「期待に添う」とは?

「期待に添う」「きたいにそう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「あるものごとの過程において、人が望んでいる方向と違わない様に仕向ける」という意味で、人がその様な方向でして欲しいと望んでいる通りにすることです。

2つ目は「人の目的や希望が叶う様にする」という意味で、上記で紹介した「期待に応える」と似ていますが、こちらは様々な努力をしたり過程を経た結果、相手の望み通りの結果になることです。

上記に共通するのは「思った通りの方向性を保つ」という意味です。

「期待に添う」の使い方

「期待に添う」は動詞として「期待に添う・添った」と使われたり、副詞として「期待に添って成果を出して行く」などと使われます。

基本的に、ある行動をしていく過程で、人の希望や目的から外れない様にすすめていく様子に使われる言葉です。

ちなみに、「期待にそう」の場合、「期待に添う」と書いても間違いではありません。

「期待に応える」と「期待に添う」の違い

「期待に応える」「人の希望や目的通りの結果を出すこと」という意味です。

「期待に添う」「ある行動をしていく過程で、人の希望や目的から外れない様にすすめていく様子」という意味です。

「期待に応える」の例文

・『当選したあかつきにはかならず皆さんのご期待に応えます』
・『彼なら必ず期待に応えてくれる』
・『周囲の期待に応えて商談を成立させる』
・『親の期待に応えて医師になる』

「期待に添う」の例文

・『今回はご期待に添うことができません』
・『ご期待に添えられない場合は返金いたします』
・『彼のアイデアは周囲の期待に添うものだ』
・『ご期待に添えられる様に精一杯努力いたします』

まとめ

今回は「期待に応える」「期待に添う」について紹介しました。

「期待に応える」「結果的に相手の望み通りにすること」「期待に添う」「過程として相手の望み通りに進めていくこと」と覚えておきましょう。