「耐久性」と「信頼性」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「耐久性」と「信頼性」の違い生活・教育

この記事では、「耐久性」「信頼性」の違いを分かりやすく説明していきます。

「耐久性」と「信頼性」の違い

「耐久性」「信頼性」の違いについて紹介します。


「耐久性」と「信頼性」の使い方の違い

「耐久性」は、「ある物が長く強度や機能を保てる度合のこと」に使われます。

どれほど強く作られていて、どれくらい長期間同じ形や機能を維持できるかという度合のことを言います。

「信頼性」「人や物に対して頼っても大丈夫と思う度合いのこと」に使われます。

どれほど自分が心から頼れるか、任せて安心できるかという度合いのことを言います。


「耐久性」と「信頼性」の英語表記の違い

「耐久性」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「durability」で、「持ちの良さ」「耐久性」という意味です。

“This panel has excellent durability.”
(この壁板は耐久性が高い)
2つ目は「hold up」「持ち続ける」というニュアンスです。

“This machine holds up in havey use.”
(この機械は耐久性が高い)
「信頼性」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「reliable」で、「信頼性」「頼れる」という意味です。

“They always provide reliable services.”
(彼らはいつも信頼性のあるサービスを提供している)
2つ目は「credible」で、「確かな」「信頼できる」という意味です。

“We have to find a credible partner company in business.”
(我社はビジネスで信頼性のあるパートナー会社を見つけるべきだ)

「耐久性」の意味

「耐久性」「たいきゅうせい」と読みます。

意味は「ある物がどれだけ長く持ちこたえるかとう度合のこと」です。

ある物が、そのままの形や状態をどれだけ長く保てるかという度合のことを言います。

特に人の安全に関わる機械や車などの製品の場合、「耐久性」「安全性」に大きく影響することが多く、製品のアピールポイントとなるのです。

「耐久性」の使い方

「耐久性」は、「物がどれだけ長持ちするいかという度合」に使われます。

名詞として独立して使われることが多く、「耐久性がある・ない」「耐久性に優れている・劣っている」などと使われます。

また、比喩的に人に対しても「不利な場面になっても簡単に挫折しない人」という意味で使われることもあります。

「耐久性」を使った例文

・『このビルは耐久性に優れているので地震でも安心だ』
・『あんなに車が多く走っている橋の耐久性が気になる』
・『この窓ガラスは非常に耐久性が高く空き巣帽子効果がある』
・『耐久性の高い材料で家を建てた』
・『彼女は悪い噂話をされてもめげない耐久性がある』

「耐久性」の類語

「粘り強さ(ねばりづよさ)」
「根気強く、困難があっても最後までやり遂げようとする様子」という意味です。

「持久性(じきゅうせい)」
「同じ状態を長く維持する度合」という意味です。

「耐久性」の対義語

「脆弱性(ぜいじゃくせい)」
「性質や性格が、どれほどくずれたりこわれたりし易いかという度合」という意味です。

「信頼性」の意味

「信頼性」「しんらいせい」と読みます。

意味は「人や物に安心して頼れる度合いのこと」です。

人の能力や性格、機械や道具などの性能などが、安心して使えると思う度合いのことを言います。

上記で紹介した「耐久性」が高いことが「信頼性」につながることから、使い分けが難しくなっているのです。

「信頼性」は特に基準が定められているものではなく、自分が「信じられる」と思った時点で決まります。

また、「ブランド」「有名人が使用している」など、他からの情報により「信頼性」を持つこともあるのです。

「信頼性」の使い方

「信頼性」は、「人や物に対して安心できる度合い」に使われます。

名詞として独立して使われ、「信頼性がある・ない」「信頼性が高い・低い」と使われたりします。

「信頼性」は品質が良いだけではなく、「安全に使える」「アフターサービスが充実している」など、総合的に判断されることの多い表現です。

「信頼性」を使った例文

・『この腕時計はスイス製なので信頼性がある』
・『ブランド品は値段が高い分信頼性も高い』
・『彼の言動にどこまで信頼性が持てるのか分からない』
・『うちのお店は信頼性だけで今までやってきた様なものだ』
・『ライバル社の動向について信頼性の高い情報が入ってきた』

「信頼性」の類語

「頼り甲斐(たよりがい)」
「その人に任せて安心であるという雰囲気を持っていること」という意味です。

「確実性(かくじつせい)」
「確かにそうであると言い切れる度合い」という意味です。

「信頼性」の対義語

「真偽性(しんぎせい)」
「うそか本当かという度合のこと」という意味です。

まとめ

今回は「耐久性」「信頼性」について紹介しました。

「耐久性」「強さの度合い」「信頼性」「安心できる度合い」と覚えておきましょう。