この記事では「順序」と「筋道」と「順番」との違いを分かりやすく説明していきます。
「順序」とは?
「順序」は「あるルールや基準に基づき、並べる方法や段取りを行う手順のこと」を指しています。
「順序」の中に含まれている「順」は「ルールに戻づき進めていく」という意味合いがあり、「序」は一定のルールがあるために、「段取りを行う手順のこと」という解釈に繋がっていくのです。
「順序」の例文
「順序」の例文としては以下のようなものが挙げられます。
・『順序が入れかわる 』
・『順序よく並べる』
「筋道」とは?
次に「筋道」 の意味を考えてみましょう。
「筋道」は「事の道理」や「条理」「すじ(筋)」といった意味を持っており、「順を追った手続き」のことを指しています。
「彼の話は筋が通っている」というような言い回しがありますが、まさに筋道を立てた言い方といっていいでしょう。
「筋道」の例文
「筋道」の例文は以下の通りです。
・『筋道を踏む』
・『筋道が交錯する』
「順番」とは
「順番」は、「1つの条件下にある配列に基づいて並びが代わっていく配列」という意味を持っています。
これも物事の流れや筋道によって進んでいく「順」と交代のニュアンスの「番」で構成された言葉であり、必要や状況に応じて代わる物事に当たる際の並び方を指しているのです。
「順番」の例文
「順番」の例文は以下のようなものがあります。
・『順番を入れ替える』
・『順番通りに並べる』
「順序」と「筋道」と「順番」の違い
では、ここで「順序」と「筋道」と「順番」の違いを考えてみましょう。
「順」を含む「順序」と「順番」では、「正しい順序で並ね」「順序が間違っている」、「順番を待つ」などとさまざまな場面で使われています。
「順序」は全体を1つに捉えて秩序だった基準に従ってったルールで並ぶ印象がありますが、「順番」は、代わる代わる物事に対処していく配列のようなイメージを受けます。
特に五十音順や早いもの順などのシチュエーションでは「順序」は並び方自体を示しており、数字では表現できるものを「順番」で表すという理解になっていきます。
「秩序」は「筋道」や「ことわり(理)」という意味合いから、「順序」と「順番」のような配列的な概念はなく、物事の論理的な概念を対象にしている点が大きな違いと言えるのです。
まとめ
ここまで「順序」と「筋道」と「順番」の意味や使い方を例文形式で見てきました。
それそれの意味が似ている点もあるために、実際の使用場面で間違った形で思わず使ってしまうことがあるかもしれません。
それだけ日本語は難しいものですが、決して焦らず正しく間違いのないように使っていくようにしていきたいものです。
この他にもさまざまな言葉がありますが、分からなければその場で意味を調べて、キチンと理解してように心がけておいてください。
それによって、正しい言葉を話すことができるのです。