「信憑性」と「信頼性」の違いとは？使い方や例文も徹底的に解釈

この記事では、「信憑性」と「信頼性」の違いの違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「信憑性」と「信頼性」の違いの違い
1. 「信憑性」と「信頼性」の使い方の違い
2. 「信憑性」と「信頼性」の違いの英語表記の違い
「信憑性」の意味
「信頼性」の意味
まとめ

「信憑性」と「信頼性」の違いの違い

「信憑性」と「信頼性」は、どちらにも(信じる)の意味を合いを持つ「信」の漢字が使われています。

また、「信憑性がある」「信憑性がない」や、「信頼性が高い」「信頼性が低い」の例から分かるように、ある・ない〈有無〉や、高い・低い〈程度〉を表す言葉と一緒に使われます。

ところが、この二つの言葉の意味は同じではありません。

「あの情報は信憑性が高い」と「あの情報は信頼性が高い」を例にとります。

「あの情報は信憑性が高い」は、情報が信じるに足るかどうかを問題としており、ここでは(信じられる可能性が高い)と表現しています。

しかし「あの情報は信頼性が高い」では、情報を信じて、それを頼りにできるかどうかを問題にしています。

つまりここでは(その情報に頼っても大丈夫そうだ)と意味を表しています。

「信憑性」と「信頼性」の使い方の違い

「信憑性」と「信憑性」の使い方の違いですが、「信憑性」は、ある情報や証言について、信じられるかどうか問題とする時に使います。

刑事物のドラマや小説によく「その証言の信憑性について、もう一度検証してみます」など、「信憑性」がよく使われています。

一方で「信頼性」は、ある人を信じて良いかどうか、人格を表す言葉としてよく使われます。

その他にも「信頼性の高い商品です」など、物の質や性能をアピールする時に使います。

つまり、(この製品に任せても大丈夫)を意味しています。

「信憑性」と「信頼性」の違いの英語表記の違い

「信憑性」と「信頼性」は、英語で「reliability」と「credibility」「authenticity」になります。

しかし「信憑性」を、「本当か嘘か」の意味で使う時には「true or false」とも表現します。

「信頼性」は「secure」「turstworhty」など、安心や信用を意味する英語でも表せます。

「信憑性」の意味

「信憑性」は(しんぴょうせい)と読みます。

「憑」は難しい漢字で、訓読みですと、(かか(る)、たの(む)、よ(る)、つ(く))になります。

「霊にとり憑かれる」などは、この漢字が使われています。

「信憑性」の意味ですが、ある情報や証言を「どこまで信じて良いか」との意味を表す言葉です。

そのため、「ある、ない」「高い、低い」などの言葉と一緒に表現されます。

「信憑性」を簡単に言い換えると、「どれほど信じて良いか」「本当かどうか」となります。

「信憑性」の使い方

「信憑性」は、「信憑」だけでは使うことはまれです。

また「信憑する」との動詞もありません。

またこの言葉を口にする時は、疑がいの気持ちが多い時です。

「信憑性」を使った例文

・『それはかなり信憑性の高い話ですね』
・『君の言うことは、どうも信憑性に欠ける』
・『今回の情報は、信憑性が高いと思います』
・『相手の証言の信憑性を検討してから、次の行動に取り掛かろう』

「信憑性」の類語

「信憑性」の類語には「真実性」「確実性」があります。

ただしこれらの言葉は、疑いのニュアンスが「信憑性」より少なく伝わります。

「信憑性」の対義語

「信憑性」の対義語と明確に定義できるものはありません。

「信頼性」の意味

「信頼性」は(しんらいせい)と読みます。

「信じて頼る」と表す通り、人や物を信じて頼ること、その人や物に自分を任せることを意味します。

この言葉は「信頼性の高い人」や「信頼性が高い車」など、日常的に耳にする言葉です。

意味としては「頼っても大丈夫な人」「頼っても大丈夫な車」です。

つまり「自分を任せても大丈夫」の意味になります。