この記事では、「かかりつけ医」と「主治医」と「担当医」の違いを分かりやすく説明していきます。
3つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「かかりつけ医」とは?
「かかりつけ医」は「かかりつけい」と読みます。
「かかりつけ医」は、「その人が住む地域の病院などで、日常的に体調管理や病気の診断などをする医師」という意味があります。
また、頻繁に訪れる病院や診療所のことを、「かかりつけ医」と呼ぶこともあります。
「かかりつけ医」の言葉の使い方
風邪をひいた時に、必ず行く病院が、近所にあるかもしれません。
このような病院のことを「かかりつけ医」と呼ぶことがあります。
そのため、「風邪を引いたため、会社を休み、かかりつけ医に診てもらう」などという文章を作ることができます。
「主治医」とは?
「主治医」は「しゅじい」と読みます。
「主治医」は、「ある患者の疾患の診療方針全般に対して、主たる責任を有する医師のこと」という意味があります。
ある患者の体や健康、その他の状態について、最も理解している医師のことを、「主治医」と呼びます。
「主治医」の言葉の使い方
持病を抱えている人は、その病気を根治することを目指すだけでなく、一生付き合っていく道を選ぶこともあります。
このような時、自分の病気について、また自分の健康状態についてよく理解してくれている医師がいることが、望ましいのではないでしょうか。
このようなことから、「私の病気の治療について、任せられる主治医がいることは、代えがたいことだ」などという文章を作ることができます。
「担当医」とは?
「担当医」は「たんとうい」と読みます。
「担当医」は、「外来診療や入院診療において、ある患者の疾患の診療方針全般に主たる責任を有す医師のこと」という意味があります。
「担当医」の言葉の使い方
病気になり入院することがある場合、その病気を診療する担当の医師が、退院するまで診療してくれるケースが多くなります。
このようなことから、「入院時の担当医には、大変お世話になった」などという文章を作ることができます。
「かかりつけ医」と「主治医」と「担当医」の違い
「かかりつけ医」と「主治医」と「担当医」は、どれも医師に関する言葉という共通点があります。
ただし、それぞれに意味の違いがあります。
「主治医」は、患者の健康状態、病気について、いちばん理解している医師を指す言葉で、信頼度が最も高い医師であることが望まれます。
「担当医」は、「主治医」とよく似た意味がありますが、「主治医」が生涯を通じて診療してくれる医師だとしたら、「担当医」は、入院時に患っている病気が治癒するまでの間の「主治医」のような立場の医師を指すという違いがあります。
一方で、「かかりつけ医」は、近所の医師や医院を指し、日常的に診療してもらう医師のことを指す言葉という違いがあります。
まとめ
「かかりつけ医」と「主治医」と「担当医」の違いについて見てきました。
3つの言葉には明確な意味の違いがありました。
それぞれの違いを知り、使い分けることができるようにしましょう。