「誘う」と「導く」の違いとは?分かりやすく解釈

「誘う」と「導く」の違い生活・教育

この記事では、「誘う」「導く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「誘う」とは?

「誘う」「さそう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「一緒に行動する様にすすめる」という意味で、ある活動に参加する様にすすめることです。

2つ目は「あることが理由で、感情の変化を生じさせること」という意味で、あることがきっかけとなって、何かをしたいと言う気持ちを引き起こさせることです。

3つ目は「好ましくない行動や状況に引き込む」という意味で、元々何の関係もない人を悪の道やよくないビジネスなどに引き入れることです。

上記に共通するのは「はたらきかけてある気持ちを生じさせる」という意味です。


「誘う」の使い方

「誘う」は動詞として「誘う・誘った」と使われたり、副詞として「仲間を誘って飲みに行く」などと使われたり、名詞として「ホームパーティへのお誘い」などと使われます。

基本的に、人を自分達と一緒に行動する様にすすめることや、人の考えや感情をある状態へ向かわせることに使われる言葉です。


「導く」とは?

「導く」「みちびく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「相手を目的の場所まで道案内すること」という意味で、その地域に不慣れな人を目的地まで連れていくことです。

2つ目は「あるべき方向にいく様に指示すること」という意味で、その人にとって正しい生き方が出来るように手引きすることです。

3つ目は「ものごとがある状況に向かう様に持っていくこと」という意味で、ものごとをある結果になる様に操ることです。

4つ目は「答えや結論を考え出す」という意味で、理論や計算などを使って問題の結論を出すことです。

5つ目は「男女の仲を手引きする」という意味で、男女に恋愛感情を生じさせて結びつけることです。

「導く」の使い方

「導く」は動詞として「導く・導いた」と使われたり、副詞として「彼が目的地まで導いてくれる」などと使われたり、名詞として「恩師の導きを受ける」などと使われます。

基本的に、人を目的の場所まで道案内することや、人や物をある状態に向かう様に働きかけることに使われる言葉です。

「誘う」と「導く」の違い

「誘う」「人を自分達と一緒に行動する様にすすめること」「人の考えや感情をある状態へ向かわせること」という意味です。

「導く」「人を目的の場所まで道案内すること」「人や物をある状態に向かう様に持っていくこと」という意味です。

「誘う」の例文

・『友人をバーベキューパーティーに誘う』
・『仕事帰りに同僚を飲みに誘う』
・『良いお天気に誘われて観光客が繰り出す』
・『後輩をギャンブルの道に誘う』

「導く」の例文

・『車を特設駐車場に導く』
・『コンサート会場で案内係が客を座席まで導く』
・『黙っていても神が最も良い方向へ導かれる』
・『一晩考えてある結論を導く』

まとめ

今回は「誘う」「導く」について紹介しました。

「誘う」「ある状態にすすめて向かわせる」「導く」「ある状態に持っていく」と覚えておきましょう。