この記事では、「鮮やか」と「艶やか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「鮮やか」とは?
際立って目立つ様子や色や形などが明るくはっきりしていること、手際が非常に良いというたとえでも使われます。
鮮やかな色はいくらでもありますが蛍光色や半透明色も含まれると言えるでしょう。
白やグレーは無彩色ということもあり鮮やかな白やグレーとは言いません。
黒と赤の組み合わせで赤の鮮やかさが際立つというケースはあります。
ビビッドという言葉は意味としては鮮やかに近いものがあります。
車などはそれほど鮮やかな色は採用されないケースが多く商用車などは白と銀だけというケースもあります。
スポーツカーやコンパクトカーは鮮やかな色であるケースもあります。
高級車は黒塗りというイメージも強くあまり鮮やかな色は使わないケースが多くあっても赤のみと言えます。
「艶やか」とは?
あでやかという読み方では女性の姿に対して華やかに美しく、なまめかしいという意味をもち、色合いとしても表現できますが暖色系であることが基本で、艶やかな水色や緑色は想像しにくいでしょう。
ただし、艶やかな着物姿という言葉では人がメインになるため青系ということもなくはありませんが、赤系、茶系の、金系がベースとなった着物に青などがポイントとして入るほうが艶やかと言われやすくはあります。
車や鉄道車両のデザインに対して使われることもあり、ダイナミックな曲面を多用しているものを指すことが多く色に関してはワインレッド、黒、茶色のパールなどを使うケースが多くなります。
セクシーという言葉は艶やかに通じるものがあります。
つややかという読み方ではつやがあって美しい様子という意味になり、黒い髪や漆塗りのものがイメージしやすいでしょう。
「鮮やか」と「艶やか」の違い
「鮮やか」と「艶やか」の違いを、分かりやすく解説します。
鮮やかは目立ちはっきりとしている色使いや手際が優れていることなどを指す言葉で、光るものに対しても鮮やかということができます。
ひとつのものに様々な色が使われているケースでも明るい赤や黄色一色でも鮮やかということがてきます。
あでやかと読む艶やかは姿が艶めかしいこと、華やかに美しいことで、色として闇に隠れて光が当たるとわかるようなものでも艶やかということができます。
曲面的な美しさも艶やかと呼ばれる方向性です。
鮮やかは色以外のデザインにはあまり使われません。
艶やかは暖色系、黒などが使いやすい色と言えます。
妖艶さという言葉も艶やかにつながるものがあります。
艶やかと書いてつややかとも読み艶があって美しいもの言う意味で黒い髪がわかり易い例です。
まとめ
鮮やかと艶やかは美しさを讃えるという意味までは共通している部分はありますが鮮やかと艶やかは色合いの違いである程度区別ができ、蛍光グリーンは鮮やかであっても艶やかではありません。
逆にワインレッドは艶やかな色と言えます。
色の組み合わせで鮮やかさ、艶やかさが引き立つこともあります。