この記事では、「潜在顧客」と「見込み客」の違いを分かりやすく説明していきます。
「潜在顧客」とは?
「潜在顧客」とは何らかの悩みがあっても、それを解決できる自社の製品やサービスを知らない人達、自社の顧客になることで悩みの解決につながると気付いていない人達のことです。
日常生活の不便や不満を解消できる製品を発売しても、そういう道具が欲しいと思っていた人全員が気付くわけではありません。
また薄々不便だとは思っていても、今はその手間を省略できる製品を買うほどではないと考えている人もいます。
問題解決できる道具が欲しいと思っているけれど製品を知らない人は自社の製品があることを知れば、不便は感じるけれど現状何か買ってまで解消しなくても良いと考えている人は自社の製品の便利さを知れば、顧客になる可能性がありますが、逆に知っていないからこそ、顧客になりません。
そういった顧客になる可能性を潜在的に有していても、ニーズに自社が合致している製品やサービスを知らない人が「潜在顧客」です。
「見込み客」とは?
「見込み客」とは現在のところはまだ自社の顧客になっていないけれど、自社の製品やサービスは知っていて、興味を持っている人達です。
簡潔に言ってしまえば、これから客になる見込みがある人達と言えます。
「見込み客」が顧客になっていない理由は様々です。
他社製品とどちらが良いか迷っている、値段に躊躇を覚えている、本当にそれで問題が解決できるかを疑問に思っているなどが例として挙げられます。
「見込み客」はすでに自社の製品やサービスにある程度の興味関心を持っていて、それについて調べたり、メルマガなどを受け取ってはいるものの、顧客になるのにあと一歩が足りない人達と言うこともできるでしょう。
顧客にするためには、その一歩を後押しする何かが必要です。
「潜在顧客」と「見込み客」の違い
「潜在顧客」と「見込み客」の違いを、分かりやすく解説します。
顧客になり得るニーズはあるけれど自社の顧客になることでニーズを満たせると知らない人が「潜在顧客」で、自社の製品やサービスに興味関心をもち、これから顧客になる見込みがある人が「見込み客」です。
「潜在顧客」は企業からも誰がそうか把握できず、顧客にするまでの距離が長いですが、「見込み客」はあと一歩踏み出してくれれば顧客になります。
また「潜在顧客」には、こういうものを取り扱っている、こういう不満を解消できるという宣伝によって、顧客に繋げることが可能です。
それに対して「見込み客」を顧客にしたい場合は宣伝ではなく、実際に体験した人の口コミやセールなど、「見込み客」の背中を押しあと一歩を踏み出させるものが必要になります。
まとめ
どちらもまだ顧客ではなく、顧客にできる可能性はありますが、企業との距離と顧客にするために必要なアプローチが違います。
自社の製品やサービスで問題解決できると知らない「潜在顧客」には広告が、「見込み客」には最後のひと押しとなる切掛が必要です。