この記事では、「グリム童話」と「イソップ物語」と「アンデルセン物語」の違いを分かりやすく説明していきます。
3つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「グリム童話」とは?
「グリム童話」は「ぐりむどうわ」と読みます。
「グリム童話」は、「ドイツのグリム兄弟が、ドイツや周辺の地域で民話を収集し、再編した童話集」という意味があります。
1812年に初版が出版されました。
代表的な作品に「シンデレラ」や「赤ずきん」「白雪姫」などがあります。
「グリム童話」の言葉の使い方
アニメを見たときに、実は童話が原作だと知って、原作の童話を購入した経験があるかもしれません。
「シンデレラ」が、「グリム童話」だとその時に知った場合は、「アニメのシンデレラが、グリム童話だと知り、すぐに絵本を購入した」などという文章にできます。
「イソップ物語」とは?
「イソップ物語」は「いそっぷものがたり」と読みます。
「イソップ物語」は、「古代ギリシャの説話集で、イソップ作。
多くの動物を主人公とする寓話から、日常的な道徳教訓を説いたもの」という意味があります。
紀元前3世紀ころに生まれたとされています。
代表作に、「アリとキリギリス」、「ウサギと亀」、「北風と太陽」などがあります。
「イソップ物語」の言葉の使い方
人を動かすためには、高圧的な態度を取るよりも、優しく接した方がいいという教訓を伝えたいと思った時、「北風と太陽」の話をするかもしれません。
この場合は、「高圧的に接するより、優しく接した方がいいという教訓を伝えるため、イソップ物語の、北風と太陽について話をする」などという文章を作ることができます。
「アンデルセン物語」とは?
「アンデルセン物語」は「あんでるせんどうわ」と読みます。
「アンデルセン物語」は、「デンマークの童話作家アンデルセンの創作童話」という意味があります。
アンデルセンは1805年に誕生し、童話以外に小説や詩も創作しています。
代表作に、「親指姫」、「マッチ売りの少女」などがあります。
「アンデルセン物語」の言葉の使い方
子供に童話を読み聞かせするとき、たくさんの童話の中から、「マッチ売りの少女」を選ぶかもしれません。
この場合は、「子供に、アンデルセン童話の、マッチ売りの少女を読み聞かせる」などという文章にできます。
「グリム童話」と「イソップ物語」と「アンデルセン物語」の違い
「グリム童話」と「イソップ物語」と「アンデルセン物語」は、それぞれ世界的に有名な寓話・物語であるという共通点があります。
ただし、それぞれ作者や誕生した時代、場所に違いがあります。
「グリム童話」は、グリム兄弟が19世紀に、ドイツで書いたものなのに対して、「アンデルセン物語」は、アンデルセンが、19世紀にデンマークで書いたものという違いがあります。
さらに「イソップ物語」は、イソップが、紀元前3世紀に、ギリシャで書いたものという違いがあります。
まとめ
「グリム童話」と「イソップ物語」と「アンデルセン物語」の違いについて見てきました。
3つの言葉には明確な意味の違いがありました。
3つの違いを知ることで、本を購入する時の参考にできそうです。