この記事では、「仕舞う」と「収納」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仕舞う」とは?
使ったものや大切なものを、元あった場所や入れ物などにおさめるという意味です。
たとえば、ひな人形を出したとします。
ひな人形は季節行事で飾るもので、一年中飾っておくものではなく、その季節が過ぎたら箱などにれておきます。
元の場所、入れ物におさめるのです。
この行為を意味します。
今度は、ハサミのことで説明をします。
紙を切るためにハサミを使いました。
そのへんに置いておくと、刃物なので皮膚を傷つけてしまう恐れがあり危険です。
そのため、使った後にはどこか安全な場所に置いておかなければなりません。
ある人は、引き出しにハサミを入れると決めているとします。
使った後に引き出しにおさめることが、この言葉が意味するものです。
物だけでなく、「胸のうちに仕舞う」のような、非物質についての使い方もできます。
「収納」とは?
中に入れておさめることです。
アクセサリーボックスのことで説明をします。
アクセサリーボックスとは、イヤリング、指輪、ネックレスなどのアクセサリーを入れておくための箱です。
使った後には、この箱におさめておきます。
こういった、中に入れておさめることをいいます。
今度はポーチについてで説明をします。
このポーチには、ICカード、イヤホン、小銭入れ、リップなど小さなコスメなどを入れておくことができます。
さまざまなものを入れる力があることを「収納力がある」といいます。
「仕舞う」と「収納」の違い
「仕舞う」と「収納」の違いを、分かりやすく解説します。
中に入れておさめるという意味が似ています。
前者には、「使ったものを」「元の場所に」という意味が含まれています。
また、物質だけでなく非物質についても使うことができる言葉です。
後者は「中に入れる」という意味が含まれています。
ポーチ、財布、たんすなどの中に入れておさめることです。
また、「収納力」「収納家具」のような使い方ができます。
これを前者に置き換えることはできません。
まとめ
どちらにもおさめるという意味が含まれていますが、使い方に違いがあります。