この記事では、「体育」と「スポーツ」と「運動」の違いを分かりやすく説明していきます。
「体育」とは?
「体育」は「たいいく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「適切な運動を実践して身体の健全な発達を促したり、健康促進を目的とした教育」という」意味で、知育に対する言葉になります。
2つ目は「学校の教科のひとつ」という意味で、教育機関により定められた課程の一つで、身体を使う学科のことを言います。
上記に共通するのは「身体を使って教育する」という意味です。
「体育」の使い方
「体育」は名詞として「体育をする・した」「体育の授業」などと使われます。
基本的に、身体の健全な発達を促したり、健康促進を目的とした、身体を使う教育方法のことを言います。
「体育」の例文
・『今日の体育の授業はバレーボールだそうだ』
「スポーツ」とは?
「スポーツ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「勝敗を競う目的で行われる身体運動の総称」という意味で、陸上競技・水上競技・球技・格闘技などの分野があります。
2つ目は「楽しむ目的で行われる身体運動の総称」という意味で、勝敗にこだわらず、楽しんだりコミュニケーションを取る為に行うレクリエーションのことを言います。
上記に共通するのは「身体運動の総称」という意味です。
「スポーツ」は英語の「sport(s)」が日本語化した言葉で、「運動」「競技」「運動会」などの意味があります。
「スポーツ」の使い方
「スポーツ」は日本語の場合名詞として「スポーツをする・した」「スポーツが得意・苦手」などと使われます。
基本的に、それぞれのルールに従い、得点や勝敗を決める身体活動に使われる言葉です。
「スポーツ」の例文
・『彼はスポーツなら何でも得意だそうだ』
3「運動」とは?
「運動」は「うんどう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「物体が時間の経過と共に位置を変えること」という意味で、物体が自ら動くことを言います。
2つ目は「健康を維持する為に身体を鍛えて動かすこと」という意味で、スポーツと同じ意味です。
3つ目は「目的があって活動すること」という意味で、目的の為に自ら行動を起こすことを言います。
4つ目は「ものごとの状態が時間と共に変化すること」という意味で、時間が流れて動くことを言います。
5つ目は「生物の生理的な動きのこと」という意味で、生物が能動的に体の部位を動かすことを言います。
上記に共通するのは「自ら活動する」という意味です。
「運動」の使い方
「運動」は名詞として動詞を伴い「運動する・した」と使われたり、複合語として「不買運動」「選挙運動」などと使われたりします。
基本的に、ある目的の為に自ら身体を動かすことに使われる言葉です。
「運動」の例文
・『彼はメタボで医師から運動を勧められた』
「体育」と「スポーツ」と「運動」の違い
「体育」は「身体の健全な発達を促したり、健康促進を目的とした、身体を使う教育方法」という意味です。
「スポーツ」は「それぞれのルールに従い、得点や勝敗を決める身体活動」という意味です。
「運動」は「ある目的の為に自ら身体を動かすこと」という意味です。
まとめ
今回は「体育」と「スポーツ」と「運動」について紹介しました。
「体育」は「身体を使った教育」、「スポーツ」は「勝敗を決める活動」、「運動」は「自ら身体を動かすこと」と覚えておきましょう。