この記事では、「伺う」と「ご訪問」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「伺う」とは?
自ら取引先や客の元へ行く行動を「伺う」【うかがう】といいます。
使い方としては、「会社へ伺う」であればこちらから相手の元へと行き、用事を済ますといったように使うわけです。
そのため、相手がこちらに来るといった場面で使いません。
「ご訪問」ほど堅苦しい言い方ではないため、ちょっと伝えたい用件がある、立ち寄りたいといったときに使われています。
「ご訪問」とは?
仕事関係者の元へ自分の方から訪ねて行くことを「ご訪問」【ごほうもん】といいます。
「訪問する」を丁寧な言い方で表すこの言葉はビジネスシーンでよく使われている言葉です。
使い方としては、取引先へ午後15時から「ご訪問します」と伝えれば忙しい相手にも失礼なく対応できるでしょう。
反対に、目上の人や大事な取引先がこちらへ来るときの行動を指します。
「伺う」と「ご訪問」の違い
ここでは「伺う」と「ご訪問」の違いを、分かりやすく解説します。
自分の方から用事がある相手に行く行動を「伺う」と言います。
「ご訪問」よりも同年代や話しやすい取引先などに対して気楽に使える言葉です。
もう一方の「ご訪問」は相手に敬意を表し、丁寧な言い方で自分が会社や家を訪ねるときに使います。
相手の方からこちらに訪ねてくる行動を表すとき職場の者へ伝えるわけです。
「伺う」の例文
・『新商品について聞きたいことがあるので、これから伺います』
・『午後から資料を持って伺いますので、ご対応願います』
「ご訪問」の例文
・『今日の13時に新商品の資料を持ってご訪問いたします』
・『これから取引先がご訪問しますので、対応願います』
まとめ
自分の方から仕事関係者に対して伝えるとき使う言葉ですが、相手の立場によってうまく使い分ける必要性があるため、自分なりにどう使うか学んでみるといいでしょう。