「周知」と「告知」の違いとは?分かりやすく解釈

「周知」と「告知」の違い生活・教育

この記事では、「周知」「告知」の違いを分かりやすく説明していきます。

「周知」とは?

世の中の多くの人たちに知れ渡っていること、また広く知らせることです。

知られている範囲は世の中の広くに渡ってです。

特定の人しか知らないこと、特定の人だけに知らせることではありません。

あるところにカフェがオープンしたとします。

このカフェがある場所は人通りが少ないです。

ほとんど宣伝活動を行っておらず、また人がほとんど通らないため道行く人が目にすることも少ないので、カフェの存在は広く世の中に知れ渡っていません。

そこで、SNSでカフェのことを紹介することにしました。

SNSを使えば日本全国の人に情報を提供することができます。

これを見た人がまた別の人に紹介をするということが繰り返され、このカフェは日本全国の人たちに知られるようになりました。

こういった広く知られることや、広く知らせることを、この言葉は意味しています。


「周知」の使い方

世の中の多くの人たちに知られるようになること、また知らせることという意味で使用をします。

一部の人だけが知っていることや、一部の人だけに知らせることには使用しません。


「告知」とは?

他の人に知らせることという意味です。

世間一般に知らせることも、個人に知らせることもいいます。

このところ体調が悪いので病院で検査をしてもらったとします。

検査後、医師から体の状態の説明を受けました。

そのときに、重大な病気であることを知らされました。

この場合は、医師から個人に知らせています。

あるイベントが開催されることが決定しました。

イベントに多くの人が訪れて欲しいので、多くの人にこの存在を知って欲しいです。

そこで、どこでいつイベントがあるのかということを、ラジオを使って知らせました。

ラジオは広い範囲に電波が届き、多くの人が聞いています。

この場合は多くの人たちに知らせています。

「告知」の使い方

他の人に知らせることという意味で使用をします。

知らせる相手が個人の場合も、多くの場合も使用することが可能です。

「周知」と「告知」の違い

前者は、知られているという意味と、知らせるという意味があります。

知られている範囲、知らせる範囲は広くく、個人に知らせたり、個人が知っていることではありません。

後者は知らせるという意味で、知っているという意味ではありません。

知らせる範囲は個人のこともあれば、世間一般のこともあります。

「周知」の例文

・『周知の事実』
・『周知させる』
・『周知を徹底する』
・『市民への周知に努める』

「告知」の例文

・『告知を行う』
・『白血病の告知を受ける』
・『突然の告知』
・『SNSを使って告知をする』

まとめ

一方は知らせること、知れ渡っていることと意味で、その範囲は広いです。

もう一方は知らせることで、知らせるものが個人の場合もあれば、世間一般のこともあります。