「受け止める」と「認める」の違いとは?分かりやすく解釈

「受け止める」と「認める」の違い生活・教育

この記事では、「受け止める」「認める」の違いを分かりやすく説明していきます。

「受け止める」とは?

「受け止める」「うけとめる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「自分の方へ向かってくるものを支えて動きを押さえる」という意味で、こちらに向かってくるものを身体で支えて、そこから先に進まない様に押さえとどめることです。

2つ目は「ある事柄をしっかりと理解する」という意味で、あるものごとを重要なこととして考えることです。

3つ目は「人の言うことを謙虚に聞く」という意味で、人の言葉や忠告などを謙虚な気持ちで捉えることです。

上記に共通するのは「自分で押さえとどめる」という意味です。


「受け止める」の使い方

「受け止める」は動詞として「受け止める・受け止めた」と使われたり、副詞として「ボールを受け止めて返す」などと使われます。

基本的に、自分に向かってくるものを身体で押さえとどめることや、ある事柄をしっかりと理解することに使われる言葉です。


「認める」とは?

「認める」「みとめる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある存在が目に入る」という意味で、そこにあるものを視覚で捉えることです。

2つ目は「あるものを見たり考えたりして、確かにそうであると判断する」という意味で、実際に見聞きしたり、常識的に良く考えてそうであると結論付けることです。

3つ目は「それが正しいとすること」という意味で、ある事柄を正しいと判断することです。

4つ目は「あることを許可すること」という意味で、そうしても構わないと許すことです。

5つ目は「能力があると評価する」という意味で、その人が優秀であると判断することです。

上記に共通するのは「そうであると判断する」という意味です。

「認める」の使い方

「認める」は動詞として「認める・認めた」と使われたり、副詞として「人影を認めて立ち止まる」などと使われます。

基本的に、ある存在を目にとめて分かることや、そうであると判断することに使われる言葉です。

「受け止める」と「認める」の違い

「受け止める」「、自分に向かってくるものを身体で押さえとどめること」「ある事柄をしっかりと理解すること」という意味です。

「認める」「ある存在を目にとめて分かること」「そうであると判断すること」という意味です。

「受け止める」の例文

・『キャッチャーが剛速球を受け止める』
・『落ちて来る花びらを受け止める』
・『問題を真摯に受け止める』
・『彼の言葉をそのまま受け止める必要はない』

「認める」の例文

・『心電図に異常を認める』
・『遠くに動く人影を認める』
・『彼は誰もが優秀であると認める』
・『試験に電卓の持ち込みを認める』

まとめ

今回は「受け止める」「認める」について紹介しました。

「受け止める」「押さえとどめる」「しっかり理解する」「認める」「目にとめる」「そう判断する」と覚えておきましょう。