「レジュメ」と「レポート」の違いとは?分かりやすく解釈

「レジュメ」と「レポート」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「レジュメ」「レポート」の違いを分かりやすく説明していきます。

「レジュメ」とは?

「レジュメ」は、研究について何かを記載する場合、延々と事実のみを記載していくことです。

「レジュメ」は原則としては、自己分析というものを行わず、事実のみを記載します。

なので、日記のようなものにおいては、今日起こった事実のみを記載して、自分の感想を述べてはいけないのです。

逆を返せば、「レジュメ」は、「レポート」とは異なり淡々と事実だけを記すのだから簡単では?と感じる方が多いのですが、この考え方は間違いで、絶対に自分の感想を述べてはいけない、私語を含んではいけないということを考えた場合、「レジュメ」と言われるものは単なる資料である必要性があり、事実に忠実でないとなりません。

つまり、事実と異なるとわかった場合、「レジュメ」は成立しないのです。


「レポート」とは?

「レポート」は、研究について何かを記載すると想定した場合、資料から自分の考えを述べてまとめ上げることです。

「レポート」は、自分の考えをまとめ上げて記すのが重要なポイントになるため、こちらは資料だけを提出してはいけません。

資料に対して何か自分の意見をする必要性があり、そのうえで、大学などの「レポート」は、自分の意見が正しいということも「レポート」を見る人物に認めさせなければいけません。


「レジュメ」と「レポート」の違い

両者の違いは、相手に内容を認めさせるという意思を示す必要が無いかあるかです。

「レジュメ」は、単なる資料という言葉をフランス語で格好つけて述べているだけなのでいわば資料になります。

「レポート」は、こちらは、学術的な自己分析書類のことで、自分が思ったことを正しいと証明するためにあるため、相手に認めさせることを優先します。

まとめ

「レジュメ」という言葉は、実のところ、日本語で言う資料という意味になりますのでそれ以下でもそれ以上でもありません。

「レジュメ」は、単に資料というものが正しいかどうかのみが重要なので資料のデータを改ざんしない限り正しいデータとして処理されます。

一方で「レポート」は、学術的な自分の意見を述べて周りを納得させることが最重要なポイントなので、資料+自分の意見が正しいことの証明です。

なので、「レポート」を改ざんするという行為は、自分で制作した資料を改ざんしたうえで、改ざんした資料について意見を述べているため、自分の意見という部分も改ざんをしているのです。

なお、「レジュメ」であれ、「レポート」であれ改ざん行為は許されませんので見つかり次第処罰を受けることが大半です。

たとえば、テレビゲームのポケモンでも、「レポート」というセーブデータを改ざんした場合、改ざん行為が見つかれば、ソフトウェア側が改ざんを判断しセーブデータをあえて破壊するという処置を取りますので、「レポート」であれ「レジュメ」であれ改ざんは許されません。