「イネーブルドスピーカー」と「普通のスピーカー」の違いとは?分かりやすく解釈

「イネーブルドスピーカー」と「普通のスピーカー」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「イネーブルドスピーカー」「普通のスピーカー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「イネーブルドスピーカー」とは?

「イネーブルドスピーカー」とは天井で反射する音などの三次元的な音の動きで臨場感を演出する音響です。

例えば映画などで何かが叫びながら足元から飛び上がり頭上を飛び越えて行くというシーンでは、まるで本当に足元から何かが頭上を飛び越えていったかのように音を響かせます。

このサラウンド性能を活かすためには映像等を読み込み再生する側にも高度なサラウンドシステムが必要ですが、音を三次元的に響かせ文字通り別次元の音響と言える臨場感があるスピーカーです。


「普通のスピーカー」とは?

「普通のスピーカー」は端子を繋いだ機械の命令に従い音を出す音響機械です。

音を出す部分が地面に対して水平に向いているので横方向には比較的広い範囲に音を届かせることができますが、上下には音が届きにくくスピーカーと聞く人の位置に高低差があると音が聞きにくくなります。

また直線方向にしか音が出せないので音を完璧にサラウンド再生したい場合天井にも設置が必要です。


「イネーブルドスピーカー」と「普通のスピーカー」の違い

「イネーブルドスピーカー」「普通のスピーカー」の違いを、分かりやすく解説します。

天井の高さも利用して三次元的に音を響かせられるのが「イネーブルドスピーカー」で、直線方向に音を出すのが「普通のスピーカー」です。

サラウンドで音を再生する場合「イネーブルドスピーカー」は天井にスピーカーは不要ですがより高度なサラウンドシステムが必要になります。

それに対して「普通のスピーカー」の場合は天井に設置する必要がありますが高度なサラウンドシステムは不要です。

まとめ

臨場感を求める形で音響にこだわる人も増えていますが「イネーブルドスピーカー」はまさにそう言った人のためのスピーカーと言えます。

ただ正面から音楽を楽しむだけなら「普通のスピーカー」でも十分ですが、臨場感が重要な映画やライブビデオなどでは「イネーブルドスピーカー」「普通のスピーカー」では段違いでしょう。