この記事では、「します」と「していきます」の違いを分かりやすく説明していきます。
言葉の差を学びましょう。
「します」とは?
「します」は「する」の丁寧語にあたります。
とても良く使われる言い回しで「お願いします」や「確認します」のように、色々な言葉の終わりにつけます。
誰に対しても使いやすい、上品なフレーズです。
ちなみに「します」の尊敬語は「なさる・される」です。
そのため相手の動作に対しては「出席される」や「欠席なさる」のように使います。
また謙譲語は「いたす・させて頂く」となり「確認いたします」や「開催させていただきます」のように用います。
自分がおこなうのか、相手がおこなうのかによって、うまく使い分けていきましょう。
「していきます」とは?
「していきます」は「していく」の丁寧語にあたります。
これからおこなう動作、これからずっと継続していく状況をあらわします。
現在進行形で進んでいる、スピード感のある言葉が「していきます」です。
また「していきます」の謙譲語は「して参ります」です。
自分の動作を下げる言い回しで「日々、尽力して参ります」や「精進して参ります」のように、決意表明としてつかいます。
時間が流れていっても、たゆまずに進み続けること。
ストップせずに続けていくさまが「していきます」になります。
「します」と「していきます」の違い
どちらも言葉はよく似ています。
「します」と「していきます」の違いを、分かりやすく解説します。
・保ち続けるのは「していきます」
「します」と「していきます」はどちらも、見た目はよく似ている言葉です。
「します」は社内のスタッフ同士で、会話するときに使います。
「私が片付けをします」や「明日の歓迎会は出席します」のように、自分の行動を相手に伝えたいときに用います。
また謙譲語になおすと「いたします」に変わります。
「そろそろ失礼いたします」のように、へりくだった言い方になります。
そして「していきます」は、未来の状況をあらわします。
「詳細が分かり次第、お伝えしていきます」や「資料が届き次第、お届けしていきます」のように、現時点より前の時間帯をあらわしていきます。
現状ではまだ手付かずなものの、機が熟したら開催するのが「していきます」にあたります。
また「していきます」は謙譲語の「して参ります」に変換すると決意表明になります。
「最善を尽くして参ります」や「努力して参ります」のように、仕事に対するやる気をあらわせます。
まとめると「します」は現在のこと。
「していきます」は未来や継続をあらわします。
まとめ
「します」と「していきます」の違いを分かりやすくお伝えしました。
「します」は「する」の丁寧語で、現時点のことをいいます。
そして「していきます」は未来の予定をあらわします。
準備ができ次第、手を付けていくことを「していきます」といいます。
ニュアンスの違いを学んでおきましょう。