「門外漢」と「畑違い」の違いとは?分かりやすく解釈

「門外漢」と「畑違い」の違い生活・教育

この記事では、「門外漢」「畑違い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「門外漢」とは?

「門外漢」「もんがいかん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「その分野の専門家ではない人」という元の意味で、話題になっている事柄を専門に学んだり研究している人ではないことです。

2つ目は転じて「その事柄に直接関係ない人」という意味で、話題となっている事柄に関わっていない人、全く知らない人のことです。

上記に共通するのは「部外者」という意味です。

「門外漢」「門」「教えを受ける場」「学びの場」という意味で、「入門」「門下生」などに使われています。

「外」「そと」という意味、「漢」「男の人」という意味、「門外漢」「教えの場の外にいる人」「専門性のない人」として使われる様になりました。


「門外漢」の使い方

「門外漢」は名詞・形容動詞として「門外漢だ・である」「門外漢の身ですが」などと使われます。

基本的に、その分野の専門家ではない人のことや、その事柄に対する部外者や第三者に使われる言葉です。

「漢」は昔から男性を表す言葉ですが、現在では性別に関係なく使われています。


「畑違い」とは?

「畑違い」「はたけちがい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「専門とする分野や範囲が異なること」という元の意味で、自分が一生懸命学んだり手がけてきた分野と異なることです。

2つ目は「兄弟姉妹の中で、母親が異なる関係のこと」という意味で、父親の再婚などで、母親の違う子供が兄弟姉妹になることです。

上記に共通するのは「範囲が違う」という意味です。

「畑」とは「作物が実る場所」から転じて「専門分野」のたとえとして使われています。

「畑違い」の使い方

「畑違い」は名詞・形容動詞として「畑違いだ・である」「畑違いで分からない」などと使われます。

基本的に、専門ととする分野や範囲が異なることや、母親が異なる兄弟姉妹に使われる言葉です。

「門外漢」と「畑違い」の違い

「門外漢」「その分野の専門家ではない人」「その事柄に対する部外者や第三者」という意味です。

「畑違い」「専門ととする分野や範囲が異なること」「母親が異なる兄弟姉妹」という意味です。

「門外漢」の例文

・『法律については門外漢なので専門家の意見に従う』
・『芸術に関しては門外漢だがこの作品には感じ入るところがある』
・『それをやってはいけないということは門外漢にも分かる』
・『このセミナーは門外漢でも興味のある人を受け入れてくれる』

「畑違い」の例文

・『政治のことは畑違いなので、政治家に任せるしかない』
・『退職して畑違いの仕事に挑戦したい』
・『彼はこの曲で畑違いのドラムに挑戦している』
・『私には畑違いの弟がいる』

まとめ

今回は「門外漢」「畑違い」について紹介しました。

「門外漢」「専門家ではない人」「畑違い」「専門が違うこと」と覚えておきましょう。