「体型」と「体格」と「体形」の違いとはなんでしょうか。
一見おなじ意味を持つ言葉に思えますが、実はそれぞれ使われる場面が少しずつ違うのです。
この記事では、「体型」と「体格」と「体形」の違いを分かりやすく説明していきます。
「体型」とは?
体型とは人間の身体の外形のことです。
?せ型、肥満型、筋骨型などの種類があり、太ったりスタイルが悪くなることを「体型が崩れる」と言います。
最近では骨格スタイル診断という体型診断が話題となりました。
これはひとの体型(骨格)を骨格ナチュラル、骨格ストレート、骨格ウェーブという三種類に分けて考え、関節の大きさの違いや筋肉や脂肪の付き方など、それぞれの体型のひとが一番スタイル良く見える服装を診断するというものです。
「体格」とは?
体格とは骨組みや肉付き、太り具合などで見た人間の身体の形のことです。
体重や身長、胸囲など、身体の各要素を合わせた外見の状態を体格と言います。
体型と意味合いが似ているのであまり区別されずに使われがちですが、体格は体の骨組み、骨格に特に着目した使われ方をすることが多いです。
たとえば骨格が大きい人は「がっしりした体格」、骨格が小さい人は、「小柄な体格」などと言います。
逆に体型は痩せ気味や太り気味など、身体の肉付き具合に着目した使われ方をされることが多いです。
「体格がいい」とは言いますが、「体型がいい」というようには使いません。
「体形」とは?
体形とはその字の通り身体の形を表しています。
人間や動物、物などの外見的な姿形に対して使われます。
おなじ読み方の体型と体形は同一の言葉として使われることが多いですが、体型は脂肪や筋肉の付き具合など体つきのことを言う場合が多く、対して体形はそのものの形について表す場合に使われる傾向があります。
「体型」と「体格」と「体形」の違い
「体型」はひとの外見における脂肪や筋肉の付き方を表すときに使い、一般的に言うスタイルがいい、悪いなどはこの体型の違いで表します。
「体格」は主に人の生まれ持った骨格、骨組みによって作られる身体の形のことを言います。
背が高くがっしりとした体つきのひとのことを「体格がいい」と表現し、「恰幅がいい」とも言われます。
「体形」はひとや動物などが持つそのものの体の形を広い意味で表します。
例えば動物で言えばハリネズミはとげとげの体形と言えますし、ミミズなどは細長い体形と言えます。
このように動物の身体的 特徴をあらわすときにも体形は使用されます。
ただ新聞などでは「体型」と「体形」は同じ意味を持つ言葉として「体形」に統一されて使われている場合もあるようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「体型」、「体格」、「体形」という人間や動物などの身体の形を表すみっつの言葉。
意味の重なる部分も多く使い分けが難しいこれらの言葉ですが、今回の記事でそれぞれの意味や使われ方の違いが少しでもおわかりいただけたのではないでしょうか。