この記事では、「アカデミー」と「カレッジ」の違いを分かりやすく説明していきます。
言葉を学んでいきましょう。
「アカデミー」とは?
アカデミーとは、学問を学ぶスクールのこと。
専門知識を学ぶための養成所をいいます。
アメリカでアカデミーというと、科学やテニス、野球など、ある特定の技能を勉強するための寄宿学校をいいます。
寮が完備されていて、朝から晩まで専門分野を学べる環境をいいます。
もともとアカデミーは、古代ギリシャにまつわる言葉です。
哲学者プラトンがつくった私的な学問サークルを、アカデミーと呼んでいました。
現在では大学や教室、技能を身に付ける養成所などを幅広くアカデミーといいます。
ちなみに素晴らしい映画に贈られる「アカデミー賞」は、映画芸術科学アカデミーという芸術財団が主催者のため、こう呼ばれています。
華やかさのある言葉です。
「カレッジ」とは?
カレッジとは、教育施設のこと。
専門学校や小規模の大学をカレッジといいます。
短い期間に集中して勉強する学校がカレッジです。
もともとカレッジは、ラテン語にゆかりのある言葉です。
日本ではあまり馴染みのない語句ですが、アメリカでは総合大学をユニバーシティ。
それ以外の大学をカレッジと区別しています。
国が運営している大きな大学をユニバーシティ、民間が運営している規模の小さな大学をカレッジとすることもあります。
また四年制の大学をユニバーシティ、二年制の大学をコミュニティカレッジやジュニアカレッジとしめすこともあります。
さらに職業訓練所もカレッジです。
幅広い意味合いで使われる、ユニークな言葉になっています。
「アカデミー」と「カレッジ」の違い
「アカデミー」と「カレッジ」の違いを、分かりやすく解説します。
・団体のアカデミー、職業訓練のカレッジ
「アカデミー」と「カレッジ」は区別するのが非常に難しい単語です。
おさらいするとアカデミーは芸術団体や養成所のこと。
美術や芸術、サイエンスなど、自分の興味のある学問を学ぶための学校です。
海外ではテニスや野球など、トップアスリートを夢見る若者がはいる全寮制の学校をアカデミーということもあります。
そしてカレッジは、小規模の大学。
そして職業訓練所や専門学校をあらわします。
日本では福祉施設や美容学校、市民講座、サークルをカリッジと呼んでいます。
アカデミーが大きな団体をあらわすのに対して、カレッジは能力を身に付けるための小規模の学校やサークル、職業訓練所をあらわします。
まとめ
「アカデミー」と「カレッジ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
アカデミーは学問を学ぶスクールのこと。
芸術や美術、スポーツを専門的に学べる学校をあらわします。
また母体である運営団体を、アカデミーといいます。
そしてカレッジは二年制の大学や、職業訓練所を示します。
ユニバーシティよりも小さな学校がカレッジ、芸術団体がアカデミーです。