「5%ポイント還元」と「5%値引き」の違いとは?分かりやすく解釈

「5%ポイント還元」と「5%値引き」の違い生活・教育

「5%ポイント還元」「5%値引き」と表示されていると、消費者としてはお得感を感じます。

5%という数字は同じですが、ポイント還元と値引きにはどのような違いがあるのでしょうか。

5%ポイント還元とは?

商品を購入する際に5%ポイント還元とあれば、購入する金額の5%分をポイントとして付与してくれます。

付与されたポイントは、次回の買い物の際に現金と同じように使用することができます。

1000円の商品を購入した場合には、50円分のポイントをもらえることになります。

家電量販店やスーパーマーケット、ドラッグストア等、ジャンルを問わずポイント還元を実施しているお店は多いです。


5%値引きとは?

商品を購入する際に5%値引きと表示されていれば、購入代金の5%分を割引してくれます。

1000円の商品を購入する場合、50円分が値引きされるので支払い金額は950円となります。

売れ残った商品を値引きするのは大抵のお店で行われており、その場で安くしてもらえるのが特徴です。

いつもより安くなっているからとつい購入してしまうという人もいます。


5%ポイント還元と5%値引きの違い

ポイント還元と値引きの違いは、メリットが得られるタイミングにあります。

ポイント還元の場合、付与されたポイントは次回の買い物でしか使用することはできません。

次回、買い物に行くことがなければ無駄になってしまいます。

お店によってはポイントに有効期限を設けていることもあるので、有効期限が切れてポイントが消滅してしまうこともあります。

値引きの場合には、購入する商品がその場で安くなるので1回でメリットを受けられます。

また、ポイント還元と値引きでは、実質的な還元率にも差があります。

1000円の商品を購入したと考えると、5%ポイント還元の場合には付与された50円分のポイントを次回の買い物で使用します。

50円の商品をポイントで買ったと考えると、購入した商品の合計は1050円です。

得した金額は50円なので、還元率は(50÷1050)×100=4. 76%となります。

5%値引きの場合には、得した金額は50円で商品は1000円ですから還元率は(50÷1000)×100=5%となります。

つまり5%値引きの方が5%ポイント還元よりも得しているのです。

そのため消費者にとっては5%値引きの方が良いと思われますが、実はポイント還元の方を好む消費者の方が多いといわれています。

ポイントは貯めることで達成感が味わえるので、嬉しい気持ちが長く続きます。

ポイントを使おうと思って店に足を運ぶこともあるので、お店によってもメリットがあります。

まとめ

5%ポイント還元と5%値引きの違いは、メリットが得られるタイミングと還元率にあります。

5%値引きの方がその場でメリットを受けられますし、還元率も高いので消費者にとってはお得です。

しかし、ポイント還元の方が達成感が味わえたり、次回もお店に行くきっかけになるので、消費者にも店舗側にも好まれています。