この記事では、「残菜」と「残飯」と「残食」の違いを分かりやすく説明していきます。
「残菜」とは?
「残菜(ざんさい)」とは、「給食・外食産業のメニューなどで一度料理を提供した後に、食べられずに残された野菜」のことを意味しています。
「残菜」というのは、簡単に言ってしまえば「食事をした後に食べられないまま残されている野菜」のことなのです。
厳密な「残菜」は「野菜のみ」を指しますが、「残菜」には「食べ残したおかず全般」を指すこともあります。
また「残菜」のもう一つの意味として、「学校の給食センター・レストラン(外食店)のキッチンなどにおいて料理に使われずに捨てられることになった野菜」の意味もあります。
「残飯」とは?
「残飯(ざんぱん)」とは、「家庭・給食・外食店などでいったん料理として提供されたもののうち、食べられずに残されて捨てられるもの」を意味しています。
「残飯」というのは、「ご飯・パンなどの主食も含めて、出されたメニュー(料理)の中で食べられずに廃棄されることになるもの全般」を指示している言葉になります。
厳密な意味での「残飯」は「料理として出されたが食べられずに捨てられるもの」だけを指しますが、広義の「残飯」には「料理として使われることなくそのまま捨てられた食品・材料のすべて」を含める場合もあります。
「残食」とは?
「残食(ざんしょく)」とは、「学校や病院の給食・外食店などでメニューとして出されたものの中で、食べられることなく残されたもの全般」を意味している言葉です。
「残食」というのは簡単に説明すれば、「食べ残し」のことで「残飯」と同義語になります。
ただし「残食」を使った用語に「残食率」があるように、基本的に「家庭の食べ残し」ではなく「複数の人たちに提供される給食・外食店の食べ残し」を意味するケースが多くなっています。
「残食」で「残食率」が問題視されやすいのは、特に病院における入院患者や学校における子供たちが「栄養不足に陥ってしまうリスク」があるからなのです。
「残菜」と「残飯」と「残食」の違い
「残菜」と「残飯」と「残食」も「料理として出されたが食べられなかった食べ残し」を意味していますが、「残菜」は「食べずに残された野菜・おかず」の意味合いが強くなっています。
「残飯」は「ご飯・パン・おかず・デザートもすべて含めた食べ残し」を意味している点で違っています。
「残食」も「ご飯・パン・おかずなどの食べ残し」を指していますが、「家庭の食べ残し」には使われない違いがあります。
「家庭の食べ残し」を指すときには、基本的に「残飯」が使われています。
「残菜・残食」は、「学校や病院で出される給食や不特定多数のお客に出される外食店(レストランなど)のメニューの中での食べ残し」を指して使われるところに違いがあるのです。
まとめ
この記事では、「残菜」と「残飯」と「残食」の意味の違いを分かりやすく説明しました。
「残菜」と「残飯」と「残食」の意味や用法の違いなどについて詳しくリサーチしたい人は、この記事の解説をチェックしてみてください。