この記事では、「察知」と「感知」と「検知」の違いを分かりやすく説明していきます。
「察知」とは?
「察知」は「さっち」と読みます。
意味は「推し量ってそれと感じ取ること」で、あるものごとを見たり聞いたりせずに、感覚で推し量って捉えることです。
「察」は「推し量る」「思いやる」という意味、「知」は「物事の本質を捉える」「対象を心に感じ取る」という意味、「察知」で「対象を推し量って心に感じ取ること」になります。
「察知」の使い方
「察知」は名詞として「察知する・した」と使われたり、副詞として「察知してその場を離れる」などと使われたりします。
基本的に、見たり聞いたりせずに、推し量ってある状況を感じ取ることに使われる言葉です。
「察知」の例文
・『周囲の雰囲気で自分の悪口を言われていたことを察知する』
「感知」とは?
「感知」は「かんち」と読みます。
意味は「意識で捉えること」で、見たり聞いたりせずに、五感を働かせてものごとを感じ取ることです。
「感」は「五感に触れてある感じが生じる」という意味、「感知」で「五感に触れて心にある感じをとらえること」になります。
「感知」の使い方
「感知」は名詞として「感知する・した」「感知センサー」などと使われたり、副詞として「感知して逃げる」などと使われます。
基本的に、五感を働かせてある状況を感じ取ることに使われる言葉です。
「感知」の例文
・『自分の身に危険が迫っていることを感知する』
「検知」とは?
「検知」は「けんち」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「計測器などを使って検査して、故障を調べること」という意味で、ガス漏れなど見えない不具合を、機器を使用して判断することです。
2つ目は「実地で調べること」という意味で、実際に手に取ったりその場に言った入りして調べることです。
上記に共通するのは「調べて判断する」という意味です。
「検知」の使い方
「検知」は名詞として「検知する・した」「検知される・された」「検知機能」などと使われたり、「計測器が異常を検知して知らせる」などと使われたりします。
基本的に、見えない不具合を計測器を使って調べることや、実地で調べることに使われる言葉です。
「検知」の例文
・『自宅に設置してある機器がガス漏れを検知する』
「察知」と「感知」と「検知」の違い
「察知」は「見たり聞いたりせずに、推し量ってある状況を感じ取ること」という意味です。
「感知」は「五感を働かせてある状況を感じ取ること」という意味です。
「検知」は「見えない不具合を計測器を使って調べること」「実地で調べること」という意味です。
まとめ
今回は「察知」と「感知」と「検知」について紹介しました。
「察知」は「推し量って感じ取る」、「感知」は「五感を働かせて感じ取る」、「検知」は「機器を使って調べる」と覚えておきましょう。