この記事では、「与太話」と「余談」の違いを分かりやすく説明していきます。
「与太話」とは?
出まかせのつまらない話や根拠が不確定な噂話、でたらめの話と言った意味の言葉で、信憑性の高いものではなく、せいぜい話半分に受け取るような話ということができます。
新聞には事実かどうなのかは別として与太話だと意識して書かれている記事は基本的にありません。
スポーツ新聞は与太話であると意識した書かれている記事はあります。
テレビはニュースにおいては新聞に近いものと言えるでしょう。
ラジオ番組の実話、体験談以外の投稿コーナーはでたらめという意味ではすべて与太話と分類することが可能です。
インターネット上は与太話から真実まで様々で見分けるのが困難ですが、一定の時間をおいて判断したほうが安全でしょう。
「余談」とは?
話の本筋から離れた余計な話という意味で、例えば登場人物の誕生日の話などストーリーそのものに直接触れない、知らなくてもストーリー全体を知ることが出来ることを指します。
架空の話でも実際の話でも存在しますが、テレビのニュースなどでは基本的に余談が挟まれることはありません。
面白い話のジャンルであれば余談が挟まれることはありえます。
4コママンガの単行本の空きページに挟まれる1コマ漫画などは余談に近い部分もありますが余計とまでは言えないでしょう。
「余談ですけれども」と前置きすることで、これからする話はそれほど重大なものではない、横道にそれるような話だと予告することも可能です。
余談の余談という言い方も可能ではありますが、期待感は減っていくものでもあります。
実話の余談は嘘をつくる必要性がかなり低い、悪く言えばどうでもいい話とも言え、信憑性はそれなりに高いものと言えますが、信憑性を探る気にならないものほど余談的と言えます。
「与太話」と「余談」の違い
「与太話」と「余談」の違いを、分かりやすく解説します。
与太話はでたらめな話という意味合いで、信憑性は高くない、あるいは全くの嘘であることすらありますが、与太話か真実かを見抜くのは難しいケースもあります。
話として面白い、よくできているものは与太話という可能性は高いとも言えます。
一方、余談は話し本編の余り物、おまけのような存在で、架空作品であってもオフィシャルとしてついてくるもので、実際の話の余談であれば信憑性はかなり高いものと言えます。
ただし知らなくても話の本筋についてはわかるというのが余談で、ニュースにおいて、談合事件の犯人が乗っている車や着ている服あたりは余談と言えるでしょう。
まとめ
与太話はでたらめという意味を持っていて、嘘や噂、ただ面白いだけの話という方向ですが、余談は面白さはそれほどありませんが信憑性は高い話となっています。
余談は本筋についてくる不要な情報、トリビアに近い部分があります。
与太話は何でもあり、余談は話に限界があり、話のスケールが小さいという特性があります。