この記事では、「エンゲージメント」と「ロイヤリティ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エンゲージメント」とは?
「エンゲージメント」は英語の「engagement」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある組織に関与すること」という意味で、あるものごとに関りを持ったり、従事することです。
2つ目は「雇用契約による就業期間」という意味で、契約により定められた職務自体や内容のことです。
3つ目は「正式や契約や約束」という意味で、文書などではっきりと定められた約束のことです。
4つ目が「婚約すること」という意味で、結婚を約束することや、約束を交わしてから結婚するまでの期間のことです。
5つ目は「ビジネスにおいて、顧客の興味や関心を引き付けること」という意味でマーケティング活動により顧客を引き付ける戦略のことです。
上記に共通するのは「約束を交わす」という意味です。
「エンゲージメント」の使い方
「エンゲージメント」は日本語の場合、名詞として「エンゲージメントを結ぶ・結んだ」「エンゲージメントリング」「エンゲージメント率」などと使われます。
基本的に、ある組織と契約により関係を結ぶことや、ビジネスにおいて顧客の興味や関心を引き付ける戦略に使われる言葉です。
「ロイヤリティ」とは?
「ロイヤリティ」は英語の「loyalty」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。
1つ目は「義務に対する忠誠心」という意味で、企業の従業員が、会社に対して持っている忠誠心のことです。
2つ目は「献身的な愛情」という意味で、国民が君主に対して持つ愛国心や、従業員が会社に対して持つ愛社精神、顧客があるブランド荷物愛着などのことです。
3つ目は「同類に対する献身的な愛情」という意味で、似たもの同士が共感して助け合う精神のことです。
4つ目は「印税」という意味で、書籍や音楽、ソフトウェアなどにかかる版権のことです。
上記に共通するのは「義務に対する忠誠心」という意味です。
「ロイヤリティ」の使い方
「ロイヤリティ」は名詞として「ロイヤリティがある・ない」「ロイヤリティが強い」などと使われます。
基本的に、義務に対する忠誠心のことや、従業員が自社ブランドに対して持つ愛情のことや、顧客があるブランドに対して持つ愛情のことに使われる言葉です。
同じ「ロイヤリティ」に、「royalty」がありますが、こちらは「王族」「著作権・特許使用料」という意味で、全く違う単語です。
「エンゲージメント」と「ロイヤリティ」の違い
「エンゲージメント」は「ある組織と契約により関係を結ぶこと」「ビジネスにおいて顧客の興味や関心を引き付ける戦略」という意味です。
「ロイヤリティ」は「義務に対する忠誠心」「従業員が自社ブランドに対して持つ愛情」「顧客があるブランドに対して持つ愛情」という意味です。
「エンゲージメント」の例文
・『最終面接で調整してエンゲージメントを結ぶ』
・『グローバルな商社とエンゲージメントを取り交わす』
・『彼女にエンゲージメントリングを送る』
・『戦術が功を奏してエンゲージメント率がアップする』
「ロイヤリティ」の例文
・『従業員のロイヤリティが強い会社は伸びる』
・『常にロイヤリティを持って商品説明を頃がける』
・『スタッフのロイヤリティにより店舗の売り上げが変わって来る』
・『顧客のロイヤリティを高める努力をする』
まとめ
今回は「エンゲージメント」と「ロイヤリティ」について紹介しました。
「エンゲージメント」は「顧客を引き付ける戦略」、「ロイヤリティ」は「企業ブランドに対する愛情」と覚えておきましょう。