この記事では、「贅沢」と「無駄遣い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「贅沢」とは?
「贅沢」は「ぜいたく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「それに必要な程度をこえて、金銭や物などを使うこと」という意味で、明らに必要な度合い以上に金品を使うことです。
2つ目は「お金や材料を惜しまず最高の状態に仕上げること」という意味で、衣服や装飾品などに高級な材料を豊富に使用している様子のことです。
3つ目は「身の程に合った程度や、定められた限度を超えて欲すること」という意味で、人の欲望や願望などが身の丈に合っておらず高すぎる様子のことです。
上記に共通するのは「必要な程度をこえている」という意味です。
「贅沢」の使い方
「贅沢」は名詞・形容動詞として「贅沢だ・である」「贅沢する・した」「贅沢三昧」などと使われたり、形容詞として「贅沢な暮らし」などと使われたり、副詞として「贅沢に使う」などと使われます。
基本的に、必要な程度をこえて金品を使うことや、お金や材料を惜しまない様子に使われる言葉です。
「無駄遣い」とは?
「無駄遣い」は「むだづかい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「金銭を必要ないものに使うこと」という意味で、今それを買う必要がないものを購入して余計なお金を支払うことです。
2つ目は「役に立たないことにお金を使うこと」という意味で、お金を払っても何も得をしない結果になることです。
3つ目は「時間や才能を意味もなく使うこと」という意味で、しなくてもいいことに時間や能力を使ってしまい、いざという時に使えない状態になることです。
4つ目は「限りあるものを大切に使わないこと」という意味で、水や電気など資源が限られているものを必要のないことに使って消費させることです。
上記に共通するのは「必要のないことに使う」という意味です。
「無駄遣い」の使い方
「無駄遣い」は名詞・形容動詞として「無駄遣いだ・である」「無駄遣いする・した」と使われます。
基本的に、金銭を必要以上に使うことや、時間や才能を意味なく使うことや、限りあるものを大切にしないことに使われる言葉です。
「贅沢」と「無駄遣い」の違い
「贅沢」は「必要な程度をこえて金品を使うこと」「お金や材料を惜しまない様子」という意味です。
「無駄遣い」は「金銭を必要以上に使うこと」「時間や才能を意味なく使うこと」「限りあるものを大切にしないこと」という意味です。
「贅沢」の例文
・『彼は海外旅行で贅沢を尽くした』
・『贅沢にレースを使用して仕上げたドレス』
・『年に一度の贅沢で回らない寿司を食べる』
・『背が高すぎるとは贅沢な悩みだ』
「無駄遣い」の例文
・『コストコに行くとつい無駄遣いする』
・『無駄遣いが過ぎて生活費が足りなくなる』
・『夏場は電気の無駄遣いに注意する』
・『彼にこの仕事をさせるのは才能の無駄遣いだ』
まとめ
今回は「贅沢」と「無駄遣い」について紹介しました。
「贅沢」は「必要以上に使う」、「無駄遣い」は「必要ないものに使う」と覚えておきましょう。