「破天荒な人生」と「波乱万丈な人生」の違いとは?分かりやすく解釈

「破天荒な人生」と「波乱万丈な人生」の違い生活・教育

この記事では、「破天荒な人生」「波乱万丈な人生」の違いを分かりやすく説明していきます。

「破天荒な人生」とは?

「破天荒な人生」の意味は以下の通りです。

「破天荒な人生」「はてんこうなじんせい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「それまで誰も成し遂げられなかったことを初めてする生き方をすること」という元の意味で、「破天荒」は中国から来た言葉です。

唐の時代、難関の官吏登用試験である「科挙」が行われていました。

荊州という国では合格者が一人も出ずに「天荒」と呼ばれていたのです。

ところが、その試験に荊州から初めての合格者が出て、人々から「天荒を破った」と言われたことから、「初めて大きなことを成し遂げること」「破天荒」と言う様になりました。

2つ目は上記から転じて「大胆で型破りな生き方をすること」という意味で、豪快で常識破りなことをして人を驚かせながら人生を送る人のことです。

こちらの意味は誤用になりますが、現在ではよく使われています。

上記に共通するのは「前代未聞の人生」という意味です。


「破天荒な人生」の使い方

「破天荒な人生」「破天荒な人生だ・である」「破天荒な人生を送る」などと使われます。

基本的に、それまで誰も成し遂げられなかったことを初めて成し遂げる生き方をすることや、現在では大胆で型破りな人生を送ることに使われる言葉です。


「波乱万丈な人生」とは?

「波乱万丈な人生」の意味は以下の通りです。

1つ目は「人生で良い時期・悪い時期の差が極めて激しく、劇的であること」という意味で、ビジネスで成功したと思ったらあっという間に破産するなど、浮き沈みが激しい人生を送ることです。

2つ目は「様々な経験をする生き方をすること」という意味で、数多くの恋愛や結婚を経験したり、生きるか死ぬかの経験をするなど、普通に暮らしている人がしない様な人生を送ることです。

「波乱万丈」「大波・小波が激しく次々とうねってくるように、人生の浮き沈みがきわめて激しく、劇的である様子」という意味です。

「波乱万丈な人生」の使い方

「波乱万丈な人生」は、「波乱万丈な人生だ・である」「波乱万丈な人生を送る」などと使われます。

基本的に、浮き沈みの多い人生を送ることや、数多くの滅多にない経験をする人生を送ることに使われる言葉です。

「破天荒な人生」と「波乱万丈な人生」の違い

「破天荒な人生」「それまで誰も成し遂げられなかったことを初めて成し遂げる生き方をすること」「現在では大胆で型破りな人生を送ること」という意味です。

「波乱万丈な人生」「浮き沈みの多い人生を送ること」「数多くの滅多にない経験をする人生を送ること」という意味です。

「破天荒な人生」の例文

・『彼はギャンブル好きで破天荒な人生を送った』
・『破天荒な人生を送った末に家族に見放された』
・『彼は次々と記録を破り破天荒な人生を送った』
・『探検家として破天荒な人生を送る』

「波乱万丈な人生」の例文

・『彼女は恋愛で波乱万丈な人生を送った』
・『多くの人が戦争により波乱万丈な人生を余儀なくされた』
・『離婚と結婚を繰り返し波乱万丈な人生だった』
・『会社が軌道に乗るまで波乱万丈の人生が続いた』

まとめ

今回は「破天荒な人生」「波乱万丈な人生」について紹介しました。

「破天荒な人生」「前代未聞・型破りな生き方」「波乱万丈な人生」「浮き沈みが激しい・滅多にない経験をする生き方」と覚えておきましょう。