「今度」と「次」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「今度」と「次」の違い生活・教育

この記事では、「今度」「次」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

基本的に同じような意味合いで使われるのだろうという認識があるかと思いますが、明確に違いがあります。

詳しく書いていきますので参考にしてみてください。

「今度」と「次」の違い

最初に「今度」「次」の違いについて見ていきましょう。

「今度」「次」の違いは、予想される時間の範囲の違いによってこの2つは使い分けられます。

基本的に「今度」というのは、近い未来や近日中の事を指します。

ある程度の年数や日にちがある場合に使うという認識されると分かりやすいと思います。

「次」というのは、時間や場所が非常に近い場合に使う事が多いのです。

例えばですが、数分あとや数メートルあとの場合に「次」という表現を用います。


「今度」と「次」の使い方の違い

次は「今度」「次」の使い方の違いについて解説します。

「今度」「次」の使い方の違いは、自分がおかれている状況下によって変わってきます。

例えばですが1年後に車を買い替える予定ならば「今度の車は~」という使い方になります。

そして、車を近日中に買い替える予定でディーラー等ともやり取り等がある場合は「次の車はランボルギーニだ~」という使い方になります。

もちろんですが、「ランボルギーニだ~」のように詳細が分かる場合になると「次」という表現を用いるのが妥当だと考えられるのです。


「今度」の意味

ここでは「今度」の意味を見ていきましょう。

基本的に「今度」という意味については、自分にとって予想しえる近い未来の場合や現在のことを指します。

わかりやすくいうと、数年や数カ月単位の場合ですと「今度」を使うのが正しいのです。

「今度」の使い方

次に「今度」の使い方について解説します。

「今度」の使い方については、自分が予想できる若しくは現在進行形で進めている事柄が数年や数カ月で形になると分かる場合があるとします。

その際に、話し合いや表現等をする場においては、「今度」という表現や言葉を使うことが多くあるのです。

「今度」を使った例文

ここでは「今度」を使った例文を書いていきます。

是非参考にしてください。

・『今度高校を卒業して大学へ進学します』 ・『今度こそは失敗せずに勝ってみせるぞ!』 ・『今度という今度は愛想が尽きた・・・』 ・『今度の転勤は福岡になるそうだ』 ・『今度はパイロットに転職するそうです』 以上が「今度」を使った例文になりますので、是非とも役立ててみてください。

「今度」の類語

ここではサラッと「今度」の類語の解説に入りたいと思います。

「今度」の類語については、「今回」「この度」等が類語になります。

基本的に「この度」というのは少しだけフォーマルな表現になり、「今回」というのは一般的に使いやすい言葉ですのでご活用ください。

「今度」の対義語

次は「今度」の対義語についての解説になります。

「今度」の対義語は、先を意味する言葉として「先度」(せんど)という対義語になります。

把握しておきますと何かと便利に使えるはずです。

「次」の意味

ここでは「次」の意味について解説します。

「次」の意味というのは、自分にとってすぐに起こるであろう事で、数秒後や数分後、1週間以内や1ヶ月以内に生じる事であとに続くであろう事柄について表現する場合に「次」という言葉を使うことが多いのです。

「今度」は近い未来でも数年や場合によって数十年の事も珍しくありません。

しかしながら、「次」というのは本当にすぐの未来で、尚且つあとに続くであろう時に「次」という言葉がきます。

「次」の使い方

「次」の使い方について見ていきましょう。

「次」の使い方については、自分が予想できる事柄や進めていることについて(現在進行形)で、あとに続くことが予想できる時に「次」という表現を使います。

尚且つ、非常に近い未来の時のみです。

数分や数十分、数日等の時に用いることが多いのです。

1週間や1ヶ月も「次」の範囲内になることでしょう。

「次」を使った例文

ここでは「次」を使った例文を書きますので、お役立てください。

・『次の車は新車のスポーツカーだ!』 ・『次の担当の人は男性のような』 ・『次のゴールデンウィークに緊急事態宣言は解除されるだろうか?』 ・『次の木曜日は映画を観ようと思う』 ・『次の日曜日は彼女とのデートにオシャレをしていこうと思う』 以上が「次」を使った例文となります。

是非とも参考にしてください。

「次」の類語

ここでは少しだけ「次」の類語について見ていきましょう。

「次」の類語は、「来」「第二に」等が類語となります。

やはり基本的に次にすぐに生じるであろう場合の表現や言葉が類語となるようです。

「次」の対義語

ここでは「次」の対義語について解説していきます。

「次」の対義語は、「前」「手前」というのが対義語になります。

「次」というのはあとに続くものを指しておりますが、対義語である「前」「手前」というのは、直前に過ぎたものを指しています。

以上が「次」の対義語となりますので参考にしてみてください。

「まとめ」

いかがでしたか。

「今度」「次」の違いや使い方について解説致しました。

一見すると「今度」「次」という言葉を見ると、「同じような言葉」と考えるかと思います。

しかしながら、上記のように明確な違いがあることをお分かりいただけたかと思います。

日本語は非常に難しいのです。

ですが、難しい日本語だからこそこのようにして繙いていくことで、面白さや使い方についても勉強になるのも事実かと思います。

もう一度解説をしますと、「今度」というのは、非常に近しい未来において自分にとって「このようになるであろう」と予想できる場合に、「今度」という表現・言葉を使います。

例えばですが、「今度は1年後に会社を興そうと思うんだ」という「今度」の使い方は非常に分かりやすいかと思います。

そして、「次は近いうちに食品関連の会社を東京で興そうと思うんだ」という「次」の使い方は分かりやすく、尚且つ具体的な状況が分かるかと思います。

また、東京で会社を興して仕事していくのがわかるかと思います。

このようにあとに続いていくことが分かる場合に、「次」を使うのです。

以上が「今度」「次」の違いや使い方についてのまとめでした。