この記事では、「植毛」と「増毛」の違いを分かりやすく説明していきます。
「植毛」とは?
植毛とは、しょくもうという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、うえるやうえつけるといった意味の植の漢字に、けやとうはつといった意味がある毛の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ植毛は、毛を植え付けるという意味を表すのです。
「植毛」の言葉の使い方
植毛は主に、毛を植える事で頭髪の量を増やすという意味で使用される事が多い言葉となっています。
そんな植毛には大きく分けて2種類存在しており、薄毛になり難い部位の自毛を頭皮に植え付ける自毛植毛と、髪の毛に似せた人工毛を植える人工毛植毛とに分ける事が可能です。
ただしどちらも医療行為に該当するため、手術を受ける事になるというのがこの植毛の特徴と言えます。
「増毛」とは?
増毛とは、ぞうもうという読み方をする言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、数がふえるとか多くなるといった意味を持っている増の文字に、かみのけといった意味を所有する毛の文字を加える事により完成した言葉となっています。
以上の事から増毛は、髪の毛に人工毛を結び付ける等して髪のボリュームアップを実現するという方法を示すのです。
「増毛」の言葉の使い方
増毛は、主に人工毛を利用する事で頭髪の薄毛を解消する事に対して用いられる言葉となっています。
ただし実際の髪の毛に人工毛を結び付けたり、人工毛を植え付けたシートを頭皮に貼り付けるといった方法により、髪の毛を増やす方法です。
実際に頭皮に植え付ける訳ではないため、医療行為ではなくより手軽な施術で行える点が特徴となっています。
同時に施術を受けた直後から、髪の毛のボリュームアップが実現可能な点も魅力とされているのです。
「植毛」と「増毛」の違い
植毛と増毛の文字表記を並べて見比べてみると、最初の漢字が植と増という明らかな違いを発見出来ます。
所がどちらも漢字2文字で次の漢字が同じ毛であり、基本的に頭髪に関連した用語である点もややこしい部分です。
ただし最初の文字の違いにより、表す意味合い自体には違いがあります。
まず植毛は、頭髪を増やすために毛を植え付ける医療行為を表す言葉として使われているのです。
一方の増毛は、頭髪のボリュームアップを実現すべく人工毛を使った施術の事であり、こちらは医療行為ではありません。
まとめ
2つの言葉はどちらも2文字目に毛の文字が使用されており、しかも頭髪量をアップさせる方法といった同じ様な意味を持つ言葉同士です。
ですが最初の文字に違いがある事で、意味には相違点を見出す事が出来ます。
ちなみに植毛は、自毛や人工毛を頭皮に直に植え付けるという医療行為を表現する言葉です。
対する増毛は人工毛を自毛に結び付けたり、人工毛を使ったシートを頭皮に貼り付ける等してボリュームアップを目指す施術を示します。