この記事では、「預金」と「貯金」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「預金」とは?
「預金」は「よきん」と読みます。
「預金」は「銀行などの金融機関に金銭を預けること。
また、その金銭のこと」という意味があります。
この場合の「金融機関(きんゆうきかん)」には、銀行のほか、信用金庫などが含まれます。
例えば、毎月1万円を、特定の銀行に預けているという人がいた場合は、「毎月1万円ずつ、銀行に預金する」などと表現できます。
また、銀行に預けていたお金を、現金として下す場合は、「銀行で預金を下ろす」という文章にできます。
さらに、「預金」には、「当座預金(とうざよきん)」、「普通預金(ふつうよきん)」、「定期預金(ていきよきん)」などがあります。
お金を自由に預け、払い戻しができる、一般的に使用されている「預金」のことを「普通預金」と呼び、手形や小切手の支払いを決済するために作る口座で「預金」する場合は「当座預金」と呼びます。
さらに、満期日などを設定し、満期日までに払い戻しをしないことを条件に、一定の金額受け取れる「預金」のことを「定期預金」と呼びます。
「貯金」とは?
「貯金」は「ちょきん」と読みます。
「貯金」は、「金銭を貯めること。
また、そのお金のこと」という意味があります。
例えば、小銭などを箱に入れて、金銭を貯める時、この箱のことを「貯金箱」と呼びます。
ちなみにゆうちょ銀行や、JAバンク、JFマリンバンクで、「預金」する場合は、「貯金」と呼びます。
これらの金融機関が、歴史的に個人向けの「貯蓄銀行」だったためとされています。
「貯蓄銀行」は、国民大衆の零細預金や定期積金を通じて資金を調達し、これを公共債などに運用することを、主な業務としていた銀行のことという意味があります。
「預金」と「貯金」の違い
「預金」と「貯金」の違いを、分かりやすく解説します。
「預金」は「銀行などの金融機関に金銭を預けること。
また、その金銭のこと」という意味があります。
一方で、「貯金」は、「金銭を貯めること。
また、そのお金のこと」という意味があります。
このように、「預金」は、金融期間にお金を預けることを意味するのに対して、「貯金」は、金銭を貯めることを意味するという違いがあります。
例えば1万円のお金があるとき、このお金を銀行などの金融機関に預けた場合は「預金」となり、このお金を貯金箱に入れた場合は、「貯金」となります。
また銀行や信用金庫に金銭を預けた場合は「預金」と呼びますが、ゆうちょ銀行、JAバンク等に預けた場合は「貯金」と呼ぶという違いがあります。
まとめ
「預金」と「貯金」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。