「行きつけ」と「かかりつけ」の違いとは?分かりやすく解釈

「行きつけ」と「かかりつけ」の違い生活・教育

この記事では、「行きつけ」「かかりつけ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「行きつけ」とは?

いつも行って、なじんで親しいことです。

親しい人が経営をしていても、その店などにいつも行っていなければ、この言葉が意味するものではありません。

また、いつも行っていてもなじまず親しくないなら、この言葉が意味するものではありません。

たとえば、いつも行っているカフェがあったとします。

このカフェには週に3回くらいはきています。

最初はただコーヒーを飲むだけだったのですが、何度も行くうちに店主が顔を覚えてくれて、話しかけてくれるようになりました。

そして、何度か通って話しをしているうちに店主と仲良くなりました。

こういったことを指す言葉です。


「行きつけ」の使い方

いつもその場所に行っていて、なじんで親しいという意味で使用をします。

いつも行っていても、なじんでいない場合には使用しません。

たとえば、いつも同じチェーン店のファストフード店に昼食を食べに行っていたとします。

注文をして、テーブルに座って、食べたらすぐに店を出ます。

店の人とは注文をするときにしか会話をしたことがありません。

この店には、あまり親しみを感じていません。

こういった親しみを感じられない場合には使用しない言葉です。


「かかりつけ」とは?

いつもその医者に診察をしてもらったり、いつもその薬局で薬を受け取ったりしていることです。

普段ちょっとしたことがあったときに行っている病院があったとします。

風邪をひいた、お腹が痛い、頭痛がつらいなど、ちょっとしたことはいつも同じ病院で診てもらっています。

あそこの医者はよくなかったから今度はあっちにしよう、ここもダメだったからまた別のところにしようといったことではありません。

いつも同じところで診てもらうことをこの言葉は意味しています。

処方薬を受け取る薬局のことも指しています。

この場合、書類に署名をして「かかりつけ」になってもらいます。

これによって薬のことなどをいつでも相談にのってもらえるようになります。

また、薬の飲み合わせなどの確認もしてもらえます。

「かかりつけ」の使い方

いつもその医者に診てもらうことや、いつもその薬局で処方薬を受け取ったり相談をしたりすることに使用をします。

「行きつけ」と「かかりつけ」の違い

いつも行っているという点が似ていますが、使い方に違いがあります。

前者は、なじんで親しいという意味も含めて使用をします。

店について使うことが多いです。

後者は病院について使用をします。

なじんでいるという意味は含まれません。

「行きつけ」の例文

・『行きつけの店』
・『行きつけの美容院』
・『行きつけの店のマスター』

「かかりつけ」の例文

・『かかりつけの病院』
・『かかりつけの薬局』
・『かかりつけの医師に相談する』

まとめ

いつも行っているという意味を持つ点が似ていますが、使い方に違いがあります。